鳥取県へ旅行や引っ越し、仕事でいらっしゃる方へ!
鳥取県は、兵庫県と岡山県、島根県の3県と隣接しているので、関西と山陽地方の文化が入り混じっています。中でも、鳥取東部は関西弁に近く、鳥取西部は広島弁に近いところがあって、県内でも方言が少し違っていて面白いです。
本記事では「面白い鳥取弁★笑われちゃう方言のセリフ15選」をご紹介いたします!
面白い鳥取弁①いかさまだらずだに
鳥取西部で良く聞きます。いかさま=とても、だらず=馬鹿、だに=「だな」「ですね」、という意味です。いかさまと聞くと、ふざけてとか、詐欺して、とかいう意味を連想しますが、鳥取の方言では全然違う意味になるのが面白いですよね!
ちなみに、鳥取には「だらずプロレス」というプロレス団体があって、地元では結構人気があります。馬鹿、という意味のほか、ハチャメチャなというニュアンスがあるように思います。
面白い鳥取弁②ちぃとたばこしょい
鳥取県下で地域問わず聞きます。ちぃと=ちょっと、たばこ=休憩、しょい=しようよ、という意味になります。たばこが休憩という意味になるなんて、ちょっと想像できないですよね。
おじいさんが農作業をちょっと中断して、あぜ道で座って休むときに言っているイメージです。小学生が「たばこしょい」なんて言ったら、ちょっとびっくりしてしまいますよね!
面白い鳥取弁③こだいにがいにかってええんか?
鳥取西部で良く聞きます。こだいに=こんなに、がいに=沢山、という意味になります。がいに、という方言は結構有名で、鳥取県のJ3サッカーチームも「鳥取ガイナーレ」という名前ですし、米子市の夏の祭りも「米子がいな祭り」と言うくらいです。こうも有名になると、既に珍しい方言でも無くなってきたかもしれません。
【鳥取県サッカー選手権大会 決勝】
表彰式にて、 #石井光輝 選手、#遊馬将也 選手、#高麗稜太 選手がトロフィー及び賞状をいただきました‼︎✨#ガイナーレ鳥取 #Beyond pic.twitter.com/hX9Kb230pY
— ガイナーレ鳥取 (@gainareofficial) April 23, 2023
面白い鳥取弁④しらしらする!
鳥取県下で地域問わず聞きます。ニュアンス的には、怒ってむかつくというよりも、胃が痛い、調子悪くてムカつく、そんな感じです。なんでそんな意味になったのかは想像ですが、「白々しい」の国語辞典の意味によると、1つには「平気でうそをつく」という意味があるので、何か関連があるのかもしれません。
面白い鳥取弁⑤よぉてわやくすんならごーがわくで!
鳥取県下で地域問わず聞きます。てわやく=手遊び、ごーがわく=怒る、という意味です。意味をお伝えしても分かりづらいですが、学校の先生が落ち着かない子に「集中して!」と言っている感じです。
面白い鳥取弁⑥やくちゃもな話せん
鳥取県下で地域問わず聞きます。お年寄りが使うことが多く、若い人は「やくちゃも」なんて使わないかもしれません。やくちゃも=無駄話、という意味です。
ちなみに石川県の方言でも「やくちゃも」があるそうですが、意味は「めちゃくちゃな」だそうで、同じ言い方でも地域によって意味が異なるのは、面白いですよね!
面白い鳥取弁⑦がんじょするけぇなぁ
鳥取県下で地域問わず聞きます。がんじょ=頑張る、という意味です。けぇなぁも、よく鳥取方言で語尾に付きます。「~けぇ」「~だけぇ」「~なぁ」という感じで、語尾のイントネーションがちょっと上がるのが、地元民の話し方です。おばあちゃんとかが話すと、か愛らしくて和みます。
面白い鳥取弁⑧こらえてごしない
これはそのまま「ごめんなさい」の意味で、こらえて=我慢する、という意味でもないようで、本当に意味を知らないと全く理解できない方言です。「こらえてごしなれ」とも言うようで、鳥取東部の方ではあまり聞きなれないです。
面白い鳥取弁⑨ほんにきょーてー
鳥取東部の方で方言を聞きます。ほんに=本当に、きょーてー、怖い、という意味です。きょーてー、という言い方を何処かで聞いたことありませんか?昔、ちょっと話題になった怪談話を基にした小説に「ぼっけぇきょーてー」という作品がありました。そちらの小説は岡山の怪談話をネタにしているそうですが、「きょてー」という方言も鳥取と岡山で共通なのかもしれませんね。
面白い鳥取弁⑩えらがるけー相手してやりぃ
鳥取県下で地域問わず聞きます。えらがる=苦しがる辛がる、相手する=面倒みる、という意味です。えらがると聞くと、偉そうにする、褒めてくれている、と連想してしまいますが、これも意味が全然違いますね。
鳥取の人は、疲れたとき時に「えらいわー」とぼやくほど、この方言はとても一般的です。
面白い鳥取弁⑪あれぇいぎちないでな
鳥取県下で地域問わず聞きます。いぎちない=申し訳ない、という意味です。いぎちないと聞くと、意地悪な、という感じに聞こえますが、相手が申し訳なさそうに言うものだから意味が分からないと困惑しますよね。
面白い鳥取弁⑫たいぎいでやんなる
鳥取県下で地域問わず聞きます。たいぎい=面倒くさい、やんなる=不愉快、という意味です。
この方言は結構特殊で、たいぎいは、10代くらいの若い地元っ子が、「だるい」といって悪ぶって言う感じです。逆におじいちゃんやおばあちゃんが、たいぎい、と言うと、疲れるし面倒だわぁという感じです。
あなたが割と若い人の場合、たいぎいと言うと若干印象が悪いので気を付けましょう!
面白い鳥取弁⑬えらいんやったらたすかったらええがね?
方言の意味:辛いならもたれ掛かっていいよ?
鳥取県下で地域問わず聞きます。えらい=苦しい辛い、たすく=もたれ掛かる、という意味です。たすかったらええがね?と言われても、何でしょう助かったら良いんですか?と意味が分からなかったら理解できないですよね。
面白い鳥取弁⑭こないなばんげになんだいや
こないな=こんな、ばんげ=夜中、なんだいや=なんですか、という意味です。有名なお味噌汁に「あさげ」「ゆうげ」がありますが、鳥取弁にまさか「ばんげ」が出てくるとは!面白いですね。関連した使い方として、「ばんじまして」という挨拶もあって、これは「こんばんわ」という意味です。
ちなみに鳥取弁がキツい言われる理由に、なんだいや、とか語尾がキツいことも関係しています。確かに他県の人は、鳥取弁がキツくて最初は驚かれる方が多いですが…なんだいや、といっても全然怒っている訳でもないので、分かってあげてください!
本当に怒っているときは「なんだいやっ!!」になります。これを言われたら静かに謝りましょう。
面白い鳥取弁⑮さーにえっともらっていいんかいね?
鳥取県下で地域問わず聞きます。さーに=そんなに、えっと=たくさん、という意味です。さーに、という方言は、簡単に意味が推測できますが、結構定番な鳥取弁です。
らっきょうや梨をおすそ分けに来る、おじいちゃんおばあちゃんたちの集団からは、「さーにえっと」「いけんいけん」「さーにえっと」「いいけぇいいけぇ」と、おすそ分けと遠慮の攻防が聞こえてきます。
最後に
鳥取県の鳥取弁には、面白い意味や、意外な意味の方言が沢山あります。
方言と聞くと、お年寄りが使うイメージが強いですが、「たいぎい」のように10代の若者が悪ぶって使う方言があったり、色んな使い方があるのも面白いですよね!
面白い鳥取弁★笑われちゃう方言のセリフ15選
- いかさまだらずだに
- ちぃとたばこしょい
- こだいにがいにかってええんか?
- しらしらする!
- よぉてわやくすんならごーがわくで!
- やくちゃもな話せん
- がんじょするけぇなぁ
- こらえてごしない
- ほんにきょーてー
- えらがるけー相手してやりぃ
- あれぇいぎちないでな
- たいぎいでやんなる
- えらいんやったらたすかったらええがね?
- こないなばんげになんだいや
- さーにえっともらっていいんかいね?
以上、最後までご覧いただきありがとうございました。