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広島弁はヤクザ映画の影響もあり荒っぽかったり恐い印象を持たれることがあります。そんな広島弁は実際に喧嘩をするときや陰口を言うときにイメージ通り確かに恐い言葉使いをします。見た目は可愛らしい人が喧嘩になると急に荒っぽい言葉になり驚くことも時にあります。広島弁独特の言葉や言い回しもあり、聞き慣れていないと意味も伝わりにくいこともあるかもしれません。
それでは、本記事では「広島弁の悪口特集★喧嘩・陰口で使われる方言のセリフ15選」をご紹介いたします!
広島弁の悪口①わりゃ何がんつけようるんや!
「わりゃ」はお前、「がんをつける」は睨むという意味です。
広島弁では相手のことを指す「われ」という言葉が訛って「わりゃ」となることがあります。
「がん」は睨むことを名詞にしたような意味の言葉で、「がんをつける」や「がんをたれる」という表現をすることがあります。どちらも意味はまったく同じです。
「なにがんつけようるんや」は睨んできた相手に対して喧嘩を買うときに使います。反対に自分が相手を睨むときには「がんをつけてやろう」となります。
ほとんどの場合、この言葉をきっかけに喧嘩がスタートすることが多いです。
広島弁の悪口②かばちたれが!
「かばち」は広島弁で言い訳という意味です。「かばち」をたれている(言っている)人のことを、言葉を繋げて「かばちたれ」と呼びます。
比較的相手を叱るときに使われることが多く、「かばちたれが!」や「かばちたれるな!」や「あいつはかばちばっかりたれとる!」と使われます。
“言い訳”とはまったく違った表現の言葉であるため、広島弁の人に急に言われても意味を知らなければ伝わらないかもしれません。
広島弁の悪口③あいつはげにこすい奴よ!
「げに」は本当に、「こすい」はずるいといった意味です。
「げに」は「げによく晴れとる」や「げに今日は忙しい」などと喧嘩や悪口以外でも日常的に使用されます。
「こすい」も「こすいやっちゃの〜!(ずるい奴だな〜)」や「こすいことはやめーや(ずるいことはやめろよ)」など怒っている場面だけではなく冗談でも使われることがあります。
「こすー!」と一言で使うこともあるので、意味を知らなければ「越す?何を?」と不思議に思うかもしれませんね。
広島弁の悪口④毎日みょうちくりんな服装しとる!
「みょうちくりん」は変なという意味です。広島弁は〜しているというのを「しとる」ということがあります。
みょうちくりんは奇妙な格好や行動などに使われることが多く、「そんなみょうちくりんな髪型のどこがええん」や「そんなみょうちくりんなことばっかりしとったら嫌われるで」などおかしな格好や行動をしている人に対して悪口として言います。
若い方がしているファッションや髪型に対して、年配者が受け入れられず使うこともあります。
広島弁の悪口⑤たいがいにせにゃあいけんで!
「たいがい」は大抵といった意味で「この店はたいがいは混んどることが多い(大抵混んでいることが多い)」などと使用されますが、「たいがいにせにゃあ!」となると、いい加減にしないと!という意味になります。
「たいがいにしんさいよ!」と相手を怒る時に言うことや、「わりゃたいがいにせんと黙らすぞ」など喧嘩でも言うことがあります。
言い方によって意味が違いますが、たいがいにしろ!とたいがいを求められる場合には大抵怒られていることになります。