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熊本城観光に行く前に知っておきたい10のこと

熊本城観光を予定している方へ!

築城から400年以上の時を経た熊本城は、日本三名城の一つとして名高いだけでなく、最近で海外の大手クチコミサイトの「行ってよかった!日本の城 ランキング」で3年連続一位を獲得(2013~2015)など、海外からの評価も高い中世の要塞です。熊本地震で大きく傷ついた熊本城ですが、それが熊本県民の誇りであり、特別な存在である事に全く変わりはありません。

この熊本城、せっかく行くなら是非知っておきたい10の事を地元民が紹介します!

 

熊本城観光に行く前に知っておきたい10のこと

 

①「武者返し」って何?

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熊本城がその最も特徴的であるとされるのが、その独特の石垣。通称「武者返し」と呼ばれてます。最初は登りやすい傾斜の角度がだんだんと急勾配になり、誰も登れないというもの。その独特の様式は「清正流」と呼ばれ江戸時代から名を馳せてきました。

逆に登りやすい石垣状の櫓の角の上には「石落とし」が備えられていて、正に隙無しでした。

②熊本城はなぜ黒い?

「姫路城」「名古屋城」など、白く美しい城が多い中で、黒々といかにも実践的な感じのする無骨さが熊本城の魅力でもあります。

では、なぜ熊本城が黒いのかというと諸説あり、一つは建築時代という説。熊本城の建てられた江戸時代前は外壁に防腐剤として黒漆を使っていていた為で、逆に江戸時代以降は、建築技術の進歩により石灰を使った漆喰という風に変わっていったという説。

それと、黒い城は夜襲をかけられた場合見えにくい効果があった事。逆に白い城は実際より大きく見え、平和な時代(江戸時代)に威光を放つようにそうされたという事です。

③近代兵器をもっても落とせなかった熊本城

「難攻不落の熊本城」とはよく言われますが、実際江戸時代からさらに後の、明治時代になって戦争の舞台になった事があります。明治10年の西南戦の際、北上を開始した薩摩軍の最初の標的になったのがこの熊本城だったのです。

この際、薩摩軍の近代兵器を持っても熊本城を落とすことができず、「熊本城などすぐに陥落できる」と踏んでいた薩摩軍は最終的に熊本城攻略をあきらめ、迂回して兵を田原坂に進めます。熊本城攻略に時間を食っている間に政府軍が物資や兵を進める時間を与えたとも言われ、耐え抜いた事は熊本人の誇りでもあります。

④「せいしょこさん」って誰?

加藤清正像朝鮮での虎退治の話など、勇猛な武将として知られる築城主の加藤清正は戦だけでなく、建築や土木の方面にも明るく、また治山治水工事や、水田の開発にも力を入れ、戦乱で荒れ果てた肥後の地の立て直しに尽力した人物としても知られています。その技術力は高く、現在でもまだ使われているものもあります。

領民は尊敬と親しみを込めて「清正公」⇒「せいしょうこう」⇒「せいしょこさん」と呼ぶようになり。神の様に慕われました。実際「せいしょこさん」を祭っている神社などありますので、まさに神格化してますね。

⑤別名「銀杏城」

別名「銀杏城」として有名な熊本城ですが、これは戦になった際、食料になる兵糧用として城内の至る所に銀杏が植えられた事からつけられました。その他干瓢や里芋とかも植えられていたらしいです。

天守閣前の広場には、加藤清正が自ら植えたとされる大銀杏がありますが、西南戦争直前の謎の家事の際に、この銀杏も焼けてしまいました。現在の銀杏は、この燃えた後から生えてきた新しい芽が成長したものです。

⑥不揃の階段の意味

熊本城内は広く、中にはたくさんの石の階段がありますが、中でも飯田丸から天守へ向う階段はずいぶん登りにくいと感じます。階段の高さや長さがわざと歩きにくい寸法でガタガタに作られているからです。しかもその高さや長さも一段一段それぞれ変えられていて、注意ちて歩幅を合わせていかなくては転んでしまいそうです。

これは敵が攻めてきた時、スピードに乗って攻めて来られぬようとの工夫とされています。

⑦熊本城を見るのに必要な時間は?

熊本城に来て驚くのが、まずその広さ。城と言っても天守閣だけでなく、その敷地は広大なので最短で60分、普通は120分ほどが目安。ゆっくり見て回ったら半日コースと思って行った方が良いでしょう。

とにかく歩き、階段も多いので歩きやすい靴と恰好がお勧めです!それと荷物は少な目に。お土産はお城に隣接する「城彩苑」がオススメ。色々なお土産屋さんが集まっているので買い物しやすく、食事もできます。

⑧熊本城を外から見るのに一番眺めのいい場所は?

広大な熊本城。その全景を外から眺めたいなと思ったら、熊本市役所14階が市民の間では有名。展望ロビーがあり、ゆったりとその全貌を眺める事ができます。

また、同フロアには「ダイニングカフェ彩」があり、ここでは熊本城を眺めながら食事やお酒を楽しむ事ができますよ。

⑨桜の名所でもある熊本城

⑨桜の名所でもある熊本城2「銀杏城」として知られる熊本城ですが、同時に熊本城は桜の名所としても知られます。春になると、場内敷地にはたくさんの桜が咲き乱れ、様々なイベントも催されたくさんの人で賑わいます。また、熊本市内の小学校や幼稚園の遠足の定番でもあります。そう、熊本城は熊本のシンボルでもあり、心の拠り所でもあるのです。

⑨桜の名所でもある熊本城

⑩あなたも一国一城の主になれる!?一口城主制度って何?

「一口城主制度」は、以前からあった制度で、城主になると城主カードのほか、城主証が発行される他、城内に名札(芳名板)を掲示してもらえました。また1年間、様々な観光地や飲食店で割引が受けられるなど。

この制度は熊本地震後は「復興城主」と名を変え復活しました。1回につき1万円以上の寄附をすると「復興城主」として認定され、「城主証」が発行されるとともに、デジタル芳名板に名前が登録されます。

また、市内の観光施設や協賛店舗にて提示すると、特典を受けることができる優待証「城主手形」がもらえます。

 

最後に

いかがでしかたか?熊本地震からの復旧は、天守閣が2019年を目指し。城全体の復旧にはその後20年程という長い年月がかると言われています。まだまだ道半ばという感じで、入れない所も多いですが、そんな今だからこそ熊本城の事に少しでも興味を持ってもらえたら幸いです。

熊本城観光に行く前に知っておきたい10のこと

  • ①「武者返し」って何?
  • ②熊本城はなぜ黒い?
  • ③近代兵器をもっても落とせなかった熊本城
  • ④「せいしょこさん」って誰?
  • ⑤別名「銀杏城」
  • ⑥不揃の階段の意味
  • ⑦熊本城を見るのに必要な時間は?
  • ⑧熊本城を外から見るのに一番眺めのいい場所は?
  • ⑨桜の名所でもある熊本城
  • ⑩あなたも一国一城の主になれる!?一口城主制度って何?
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