長崎県の軍艦島へ旅行を考えている方へ。
かつては海底炭鉱で栄え、多くの人が暮らしていた軍艦島(端島)。しかし閉山とともに人はどんどん減っていき、今では無人島として多くの観光客が訪れる観光スポットになっています。「長崎に行ったら軍艦島行きたい!」と考える方も多いのではないでしょうか。そこで本記事では、軍艦島に行く前に知っておきたい10のことを集めました。行く前に知っておいて損は無いですよ。それではどうぞ!
「軍艦島(ぐんかんじま)」
所在地:長崎県長崎市高島町端島
アクセス:長崎港から上陸ツアー船に乗船し約40分
長崎県の軍艦島(端島)に行く前に知っておきたい10のこと
軍艦島トリビア①軍艦島という名前の由来は「軍艦 土佐」に似ていたから
実は軍艦島というのは正式名称ではありません。正式名称は「端島」なんです。この名前は、島の外観が軍艦「土佐」に似てることからそう呼ばれるようになったそうです。もしかすると「軍艦土佐島」という名前で呼んでいた人も過去にいたのかもしれません。
軍艦島トリビア②一般の上陸が始まったのが平成21年
今でこそ上陸ツアーなどで多くの人が訪れる軍艦島。しかし意外なことに、一般の上陸が始まったのは平成21年と最近のことなんです。10年前は立ち入り禁止だった場所に行けるなんて、なんだかわくわくしますよね。
軍艦島トリビア③軍艦島上陸ツアーを行っている会社は5社ある
軍艦島へ上陸するには軍艦島上陸ツアーに参加する必要があります。ツアーを行っているのは、やまさ海運、軍艦島上陸クルーズ、シーマン商会、軍艦島コンシェルジュ、馬場広徳さんの5社。それぞれに料金が違ったり、会社によっては上陸証明書がもらえたりするので、あなたのお好みのプランを選ぶのがおすすめです。
軍艦島トリビア④世界文化遺産に登録されている
軍艦島は、平成27年7月5日に世界文化遺産「明治日本の産業革命遺産 ~製鉄・製鋼、造船、石炭産業~」として正式登録されました。しかし雨風によって建物の劣化が進んでいるのでいつ上陸できなくなるかわかりません。ぜひお早めに。
軍艦島トリビア⑤人口密度は世界一だった
昭和35年には5767人の人口を記録しており、これは当時の東京の人口密度の9倍だったそうです。そのため、土地が足りず建物が上に伸びていき、軍艦のような見た目になっていったんですね。
軍艦島トリビア⑥平成30年度から30年計画での整備工事が始まる
一部の建物が波や雨風にさらされて、崩壊の危険があるとされている軍艦島。この補修計画に伴い、現在300円の上陸料も値上げされる恐れがあるそうです。明治時代からそのまま残っている姿を見たい方はすぐにでも軍艦島に行く必要があります。
軍艦島トリビア⑦天候により上陸できる日は年間100日ほど
「せっかく長崎に行くから軍艦島行こう!」と考える方もいらっしゃるかもしれませんが、実は毎日上陸できるというわけではないんです。風速5メートル以上、波高0.5メートル以上、視程が500メートル以下の時には上陸することができません。どうしても上陸をしたい方は天気予報を要チェックですよ。
軍艦島トリビア⑧国内初!HoloLensを使用したMR常設展示
軍艦島を歴史を映像や写真で学ぶことが出来る軍艦島デジタルミュージアム。こちらではMR常設展示コンテンツを楽しむことができます。館内の気になるところをつるはしで採掘したり、MRで軍艦島島民の様子を見ることもできるんですよ。体験終了後にはMR炭鉱員認定書がもらえるので、記念にいかがでしょうか。
軍艦島トリビア⑨電気も水道もガスも通っていない無人島だがスマホが使える
無人島で電気がないため、島内に携帯電話の基地局を設置することは不可能です。しかし、無人島ではスマホを使うことが出来ます。その秘密は、軍艦島から5キロ離れた野母崎にある基地局。この基地局は、世界遺産の登録によって観光客の増加が見込まれた軍艦島で快適にスマホを使うことが出来るように、アンテナの向きや設定を変更し、アンテナ自体も一本増加したそうです。
軍艦島トリビア⑩軍艦島をモチーフにしたマスコットキャラクターがいる
軍艦島の岩礁から名前をとったマスコットキャラクターの名前はその名も「ガンショ―くん」。体は茶色、頭にはコンクリート施設の帽子を被った彼の姿はインパクト大です。ガンショ―くんの公式HPやアニメ番組もあるんですよ。長崎市内を走る路面電車には、ガンショ―くんの顔が書かれたものもあります。一度見るとなかなか頭から離れないその姿、ぜひ見てみてくださいね。
最後に
いかがでしたか?かつては多くの人が暮らしていた軍艦島ですが、現在は無人島として数多くの人が訪れる名所となっています。繁栄当時の姿がそのまま残されている軍艦島は、思わず鳥肌が立ってしまうほど美しく儚い島です。もう明日には立ち入ることができないかも知れない廃墟の島、ぜひ訪れてください。
長崎県の軍艦島(端島)に行く前に知っておきたい10のこと
- ①軍艦島という名前の由来は「軍艦 土佐」に似ていたから
- ②一般の上陸が始まったのが平成21年
- ③軍艦島上陸ツアーを行っている会社は5社ある
- ④世界文化遺産に登録されている
- ⑤人口密度は世界一だった
- ⑥平成30年度から30年計画での整備工事が始まる
- ⑦天候により上陸できる日は年間100日ほど
- ⑧国内初!HoloLensを使用したMR常設展示
- ⑨電気も水道もガスも通っていない無人島だがスマホが使える
- ⑩軍艦島をモチーフにしたマスコットキャラクターがいる