面白い長崎弁★笑われちゃう方言のセリフ10選九州の端にある長崎県。鎖国時代に唯一の貿易港として開かれたこの地域には、歴史とロマンが溢れています。修学旅行で訪れたことのある方も多いのではないでしょうか?

そこで今回は、長崎県の面白い方言を特集します。なんとなく意味が通じるセリフもあれば、説明がないとなんのこっちゃ…という方言も。あなたはいくつ長崎弁の意味がわかりますか?

 

面白い長崎弁★笑われちゃう方言のセリフ10選

 

面白い長崎弁① 「でんでらりゅうばでてくるばってんでんでられんけんでてこんけんこんこられんけんこられられんけんこーんこん」

方言の意味:出られるのなら出るけれど出られないから出ていかない行こうとしても行くことができないから行かない行かない

呪文のように長い文章ですが、とても有名な長崎弁です。長崎では「来る」を「行く」と言うこともあるので、他県民の方が聞くとまぎらわしく感じるかもしれませんね。これは長崎県に伝わるわらべ歌でもあり、手あそびにもなっています。長崎県出身の歌手さだまさしさんの「がんばらんば」という曲に歌詞として出てきたり、長崎県出身の女優仲里依紗さんが車のCMで歌っていたので、聞き覚えのある方も多いのではないでしょうか。

面白い長崎弁② 「とっとっと?」

方言の意味:とってるの?

長崎では「~してるの?」を「~しとっと?」と言います。「食べてるの?」は「食べとっと?」、「寝てるの?」は「寝とっと?」という風になります。ちなみに長崎新聞が毎週日曜日に発行している生活情報誌は「とっとって」という名前のため、「とっとってを取っておいてって言っていたのになんで取ってないの?」を長崎弁で言うと「とっとってをとっとってって言っとったとになんでとっとらんと」となります。まるで早口言葉みたいですね。

面白い長崎弁③「リュックば、からって行ってくっけん」

方言の意味:リュック背負っていくよ

長崎では「背負う」ことを「からう」と言います。ちなみに筆者は、以前全国放送のラジオ番組でメールを読まれた際に「からって」という言葉を「背負って」と言い直され、そのときに初めて方言であることを知りました。しかし長崎でも「責任を背負う」という言葉を「責任をからう」とは言わないので、「背負う」を全部「からう」と言うわけではありません。

面白い長崎弁④ 「はぶてとらん!」

方言の意味:すねてない!

「はぶてる」=「すねる」です。子供の頃、兄弟とケンカをして部屋に閉じこもっていると「またはぶててから!」とよく言われたものです。そして「はぶてとらん!」と返すやりとりは、長崎県民のご家庭ならよく見る光景なのではないでしょうか。「はぶてる」という言葉は、「すねる」よりも語感がかわいいため、小さいお子さんに対して使われることが多いように感じます。

面白い長崎弁⑤ 「つ」

方言の意味:かさぶた

ひらがなの「つ」、これは長崎ではかさぶたという意味です。「つのできた」と文字で見れば頭から角が生えたのかと捉えてしまいますが、「かさぶたができた」となります。ひらがな一文字の方言は珍しいため、他県民の方から見ればおもしろいようですが、長崎ではポピュラーに使われている言葉です。

面白い長崎弁⑥ 「なまる(ねまる)」

方言の意味:腐れる

これは、食べ物が腐っているときに「なまってしまった」という具合に使われる言葉です。地域によって「なまる」と「ねまる」に分かれるようですが、筆者の身近な人たちは「なまる」を使っていましたが、最近はあまり聞かない方言です。以前飲食店で働いていた際、店長が言った「このニンジンなまっとる」の言葉を聞き、初めて「なまる」を聞いた筆者はひとりでくすくす笑ってしまいました。人参が訛ったらおもしろいですもんね。

面白い長崎弁⑦ 「みじょか」

方言の意味:かわいい

「みじょか」という言葉は、主に五島地方で使われている方言です。本土のほうではあまり聞きませんが、昔五島に住んでいたことのある人の口からたまに聞きます。以前、筆者の友達に「みじゅちゃん」という名前の女の子がいましたが、この子の名前の由来は「みじょか」からとられたと本人が教えてくれました。好きな人に「君ってみじょかよね」と言われてみたいものですね。

面白い長崎弁⑧ 「あっぱよ」

方言の意味:びっくり

これも「みじょか」同様、五島地方で使われている方言です。標準語だと驚いたとき、とっさに出る言葉は「わあ!」や「きゃー!」ですが、それと同じように五島の方は「あっぱよ!」と驚きます。「わあ!びっくりした…」は「あっぱよ!あっぱよ…」となります。これも長崎弁ではありますが、使われている地域がごくわずかのため、驚くことを「あっぱよ」と言う事にあっぱよです。

面白い長崎弁⑨ 「さばける」

方言の意味:手際がいい

長崎では、手際のよいことを「さばける」と言います。長崎出身の方に「あなた、さばけとるね」と言われたら、それは褒め言葉です。ちなみに、魚をさばくことは長崎でも「魚をさばく」のため、「あの人はさばけとるけん、魚をさばくとも早か」となります。同じ言葉が文章中に2回出てきますが、意味は全く違うなんておもしろいですね。

面白い長崎弁⑩ 「なおす」

方言の意味:しまう

「なおす」は標準語でも意味を持つため、とても厄介な方言のひとつです。しかし、長崎県民が言う「なおす」は「修理する」ではなく、「しまう」ことです。そのため、他県民の方に「その時計なおしとってー」と言ってしまえば、他県民の方は「この時計壊れてるの?」と混乱してしまいます。「修理してしまってて」を長崎弁で言うと「なおしてからなおしとって」となりますね。これでもちゃんと意味は通じますよ。

 

最後に

いかがでしたか?どこかで聞いたことのある方言もあれば、全く聞いたこともなく使い方もわからないような方言もあったかと思います。筆者も「これって方言なんだ!」と驚くことが未だにあったりもします。そして、「なまる」「みじょか」「あっぱよ」のように、特定のごく一部の地域でしか使われていない方言もたくさんあります。方言は、その地域の歴史や特色が色濃く出るものだと思うので、こういった方言がなくならないといいなあ、と願うばかりです。

面白い長崎弁★笑われちゃう方言のセリフ10選

① 「でんでらりゅうばでてくるばってんでんでられんけんでてこんけんこんこられんけんこられられんけんこーんこん」方言の意味:出られるのなら出るけれど出られないから出ていかない行こうとしても行くことができないから行かない行かない
②「とっとっと?」方言の意味:とってるの?
③「からう」方言の意味:背負う
④「はぶてる」方言の意味:すねる
⑤「つ」方言の意味:かさぶた
⑥「なまる(ねまる)」方言の意味:腐れる
⑦「みじょか」方言の意味:かわいい
⑧「あっぱよ」方言の意味:びっくり
⑨「さばける」方言の意味:手際がいい
⑩「なおす」方言の意味:しまう