岩手県出身の知り合いがいたり、岩手県へ旅行や引っ越し、仕事でいらっしゃる方へ!
岩手の方言は、ちょっと聞いただけではわからない言葉が多いです。面白い方言も多いですが、可愛い方言も結構あります。標準語よりも可愛く聞こえる方言です。聞いたら使って見たくなるかも。
それでは、本記事では「かわいい岩手弁♥キュンとくる方言のセリフ10選」をご紹介いたします!
かわいい岩手弁①「手、ひゃっこいね」
方言の意味:「手、冷たいね」
「ひゃっこい」は冷たいという意味です。
寒い日に恋人と手を繋いだ時、手の冷たさに思わず出てしまうセリフ。可愛い感じで言われたら、キュンとなってしまいますよね。「ひゃっこい」は冬には良く聞かれる言葉です。冷たい水を触った時や雪を触った時など、思わず「ひゃっこい」と言ってしまいます。どちらかというと、ふいに出てしまう言葉です。
かわいい岩手弁②「もう。ネコにかっちゃがれた」
方言の意味:「もう。ネコにひっかかれたよ」
「かっちゃぐ」はひっかかれるという意味です。
動物を飼っている家庭ならよく聞かれるかもしれません。赤ちゃんが自分の顔を引っかいた時などにも使います。「もう。かっちゃいだらあっぷ!」とちょっと怒って見せたりもします。「かあちゃんどケンカしてかっちゃがれだ~が」(奥さんとけんかして引っかかれたよ)もあるかもしれませんね。
かわいい岩手弁③「ねぇねぇ。それぺんこけで」
方言の意味:「ねぇねぇ。それ少しちょうだい」
「ぺんこ」は少し、「けで」は下さいという意味です。
一緒にご飯を食べていて、相手の食べているのをちょっと味見したいな~。という時などに使いますね。少しよりペンこの方が可愛く聞こえませんか?少しよりもっと少ない、ほんとにちょっとというのは「ちょぺんこ」とも言います。人によって程度が違うので、「ぺんこけで」と言って取ったら、「え?そんなに」と言われた事も。人によって微妙に違う「ぺんこ」です。
かわいい岩手弁④「こちょがしいからやめて」
方言の意味:「くすぐったいからやめて」
「こちょがしい」や「こっちょがしい」はくすぐったいという意味です。
ふざけてくすぐり合いをした時や、顔に猫の毛が当たってくすぐったいときなどに使います。子供の頃などは、ふざけてよくくすぐり合いをしたりしますよね。男の子同士でふざけて「こっちょがしいからやめろ!」といつの間にか本気のケンカになっていることも。最近はあまり方言も使わない子供たちでも、この言葉は普通に聞かれますね。
かわいい岩手弁⑤「もう。おしょうすう」
方言の意味:「もう。恥ずかしい」
恥ずかしいを「しょす」や「おしょうすう」と言います。
愛の告白をされて、思わず恥ずかしくなってしまった時や失敗をして恥ずかしい思いをした時などに使います。ちょっとした失敗も、この言葉を言われると思わず微笑んでしまいますよ。
かわいい岩手弁⑥「ほにほに たまげだ~」
方言の意味:「ほんとに驚いた」
ほんとにを「ほにほに」や「ほに」と言います。
「たまげた」は驚いたという意味です。
ほにほになんて標準語では使わないので、女の子が使ったりすると可愛く聞こえると思います。ご高齢の方とかだと、この「ほに」だけで気持ちを表す場合もあります。ため息交じりに「ほにほに、はぁ・・・」は「ほんとに全く・・」と呆れているんですね。ただ、「ほんとに??」などと質問する場合には「ほにほに?」とは絶対言いませんので気をつけて下さいね。
かわいい岩手弁⑦「いっぱいおあげんせ」
方言の意味:「たくさん召し上がれ」
「おあげんせ」は、召し上がれという意味です。
手料理を作ってもらった時などに言われたら、可愛くてたくさん食べたくなるはず。若い子はあまり使いませんが、ご高齢の方がいるご家庭では、常に聞かれるかも。お客さんが来たときなどは、「これもおあげんせ。こっちもおあげんせ」と次々御馳走が出てきます。田舎の風習なのかもしれません。
かわいい岩手弁⑧「汚ぐなっからちょすな」
方言の意味:「汚れるから触らないの」
「ちょすな」は触るなという意味です。
子供が泥んこなど触ろうとしたり、危ないものを触ろうとした時など注意する時に多く使われますね。とにかく触って欲しくない時に使う言葉で、子供に多く言いますね。
かわいい岩手弁⑨「いぎなり雨っこが降ってきて、きゃっぱりした~」
方言の意味:「急に雨が降ってきて、ずぶぬれになっちゃったよ」
「きゃっぱりした」は靴がずぶぬれになったという意味です。
全身がずぶぬれではなく、靴がずぶぬれになった時に使うんです。田んぼにはまって靴がずぶぬれになった時や水たまりにはまった時などに使います。岩手県の盛岡あたりのみで使われている言葉です。なので、同じ岩手でも他の地域ではちょっとわからない言葉なんですよね。
かわいい岩手弁⑩「すっぱねすったぁ」
方言の意味:「泥はねしちゃった」
「すっぱね」は泥はねという意味です。
雨が降った時などに、パンツの裾に泥はねしてしまったりしますよね。そんな時に使われますね。裾のうしろの方だと自分ではなかなか気づきにくいですよね。なので、「すっぱねすったよ」と教えてあげる事も多いですね。私が高校生の時には、普通に通じていましたが、最近はあまり使わないせいか、若い子に「すっぱね」って知ってる?と聞いたら「すっぱいね~」の略ですか?と言われました。岩手の子でも、わからない方言のようです。
最後に
いかがでしたか?聞いていて可愛いと思いませんでしたか?
岩手弁は「~だぁずぅ」などのずうずう弁が多く使われますが、「きゃ」とか「ひゃ」とかが使われる、何だか可愛い方言も多いんですよ。
女の子が使っているとほんとに可愛く聞こえます。
かわいい岩手弁♥キュンとくる方言のセリフ10選
- ①「手、ひゃっこいね」
方言の意味:「手、冷たいね」 - ②「もう。ネコにかっちゃがれた」
方言の意味:「もう。ネコにひっかかれたよ」 - ③「ねぇねぇ。それぺんこけで」
方言の意味:「ねぇねぇ。それ少しちょうだい」 - ④「こちょがしいからやめて」
方言の意味:「くすぐったいからやめて」 - ⑤「もう。おしょうすう」
方言の意味:「もう。恥ずかしい」 - ⑥「ほにほに たまげだ~」
方言の意味:「ほんとに驚いた」 - ⑦「いっぱいおあげんせ」
方言の意味:「たくさん召し上がれ」 - ⑧「汚ぐなっからちょすな」
方言の意味:「汚れるから触らないの」 - ⑨「いぎなり雨っこが降ってきて、きゃっぱりした~」
方言の意味:「急に雨が降ってきて、ずぶぬれになっちゃったよ」 - ⑩「すっぱねすったぁ」
方言の意味:「泥はねしちゃった」
以上、最後までご覧いただきありがとうございました。