熊本県出身の知り合いがいたり、熊本県へ旅行や引っ越し、仕事でいらっしゃる方へ!
九州の中心に位置する熊本は、大自然の阿蘇山を思い浮かべるように、熊本弁も壮大な独自の言葉の文化を歩んで来ました。熊本県民同士が話す熊本弁を聞くと、怒ってケンカしているようにも聞こえるらしく・・・口調が激しく?ここって日本よね??と危ぶまれることも・・・。「とっとっと(取ってる)「すーすーすー(スースーする)」「ぎゃんぎゃん(こうこう)」は、もはや、外国へ来たかのような有名な熊本弁。熊本県内のいろんな場所や場面で聞くことが出来ますので、ぜひ覚えて、大声で発音して、いろんな場所で使ってみましょう~。余談ですが、アニメ「巨人の星」の左門豊作も熊本出身なので、熊本弁を話していますよ。もちろん、くまモンも~♪
それでは、本記事では「面白い熊本弁★全く意味不明な方言のセリフ20選」をご紹介いたします!
意味不明な熊本弁①「へきとぼんのくどこわっとるけん、もんではいよ。」
「へき」が肩から肩甲骨あたり、「ぼんのくど」が首の後ろ、「こわっとるけん」がこって痛いので、筋肉痛で、「もんではいよ」がもんで下さいのこと。
「こわる」は、筋肉や筋の痛みで、使います。気持ち良くもんでもらたら、八代、芦北地方では、「ちょーじょーなー」(ありがとうなー)、球磨、人吉地方では、「だんだんなー」(ありがとうなー)と答えます。今でも、熊本のおばあちゃん達は、「へきん、こわっとる」(肩甲骨が痛い)と話しますよ。他には、「つと」(ふくらはぎ)、「あしんだい」(足の甲)、「あど」(かかと)、「ひざぼんさん」(膝)、「あご」(口)、「ももたぶら」(大腿)・・・体の部位まで、熊本弁なのです。
意味不明な熊本弁②「あたげん、まうごつしちゃかちゃぶっちらかしとっけん、なおしなっせ。」
「あたげん」が貴方の家、「まうごつ」がとても、「しちゃかちゃぶっちらかしとっけん」が(物などが)ごちゃごちゃと散らかっているから、「なおしなっせ」が片付けなさい、のこと。
友人が遊びに来たときに、散らかっていた部屋を見て言った言葉です。「あたげん」(あなたの家)は、他に、「ぬしんち」「じぶんち」(←自分だけど、自分の家じゃない。笑)、「ぬしげ」、「わっげ」「あたんとこ」など。反対に自分の家は、「おるげ」「おっげ」「うち」など。熊本弁では、「なおす」は、修理の事ではありません。片付けるや(物を)しまう事なのです。「なわす」とも言います。例えば、物をタンスにしまうことは、熊本では、「本をなおす」「服をなおす」「靴をなおす」なのです。
意味不明な熊本弁③「きもんひっかけて、つっこくっけん、ぞろびくきもんはきんな。」
「きもんひっかけて」が服を(どこかに)引っかけて、「つっこくっけん」が転ぶから、「ぞろびく」が(スカートなど)長すぎること、ひきずること、「きもん」は洋服のこと、「きんな」が着ないでのこと。
ギャグのような言葉ですが、しっかりとした熊本弁なのです。オシャレで長いスカートをはいて、出かけようとする娘に、決まって母親が言う言葉です。長すぎて、(歩くのに)危ないからという母心なのです。
意味不明な熊本弁④「にがごりがいっぱこっぴぃあこずんであ。」
「にがごり」がゴーヤ、「いっぴゃこっぴゅあ」がたくさん、「こずんで」が積んで、積み上げてのことです。語尾の「あ」は、ありますのこと。・・・熊本弁は、短縮形で話しますから、「あ」で大丈夫です。笑。
スーパーなどで、ゴーヤが山積みにしてあったのを見ての一言です。今さは、ゴーヤという沖縄産の瓜が全国的に知れ渡っていますが、熊本では「にがごり」や「にがうり」と言っています。全国版のあるクイズ番組で、「にがごり!」と答えた熊本出身者が不正解となり、熊本県民からはブーイングでした。正解したのに。笑!
意味不明な熊本弁⑤「もだゆるばってん、なかなかなか。」
「もだゆる」が急ぐや慌てる、「ばってん」が・・・だけど、・・・しているのに、「なかなかなか」が、なかなか無い、のこと。出かける前など、時間がない時のさがし物に使う言葉です。
「もだゆる」とは、熊本弁では決してエロ系ではありませんので、ご安心を。普通に、健全な熊本の男性も使っています。県南の方では、相手を心配する良い意味でも、「もだゆる」を使います。例えば、「なんゆうちゃこんけん、もだゆっぞ」(何も言ってこないので、心配するぞ)と、遠くにいる家族を心配しています。心優しい熊本県民なのです。
意味不明な熊本弁⑥「あとぜきせんけん、すーすーす。」
「あとぜき」が入ってきたらドアをしめること、「せんけん」がしないから、「すーすーす」がすきま風などが、すーっと入ってくる、スースーしている、の意味。
熊本では、小さい頃から「あとぜき」と、親に教わります。また、幼稚園や学校でも、ドアに「あとぜき」と書いた紙が貼ってあります。子供達へのしつけなのです。「すーすーす」は、もはやフランス語風。笑!
意味不明な熊本弁⑦「わっきゃもんは、えくりゃーてやかましか。」
「わっきゃもん」が若い人、「えくりゃーて」が酔っ払って、「やかましか」がうるさい、のこと、「しぇからしかー」とも言います。
夜の熊本の街中で、若い人が、大勢で酔って騒いでいるのを見た人の一言です。熊本では、お酒に酔うことを「えくらう」と言います。酔った人のことを「えくらい」。酔っ払って、どんなに騒いでいるのを見かけても、まあ、若気の至りで、熊本県民は、広~い心で、許しちゃいます。
意味不明な熊本弁⑧「どっちゃんか、とつけもにゃーとこで、ふてーめにおおた。」
「どっちゃんか」が、どこか、「とつけもにゃーとこで」が、知らない場所に出て、とんでもない所に出て、「ふてーめにおおた」が、ひどいめにあった、大変な目にあった、のこと。
迷子になった時や運転しているとき、全然知らない道に出た時のことを思い出して使う言葉です。「どっちゃん」がどこ、「あっちゃん」があっち、「こっちゃん」がこっち、「そっちゃん」がそっち・・・ふふふ、仲良しのお友達を呼んでいるようですね。「とつけもにゃー」は、とんでもない、どうしようもない、という意味もあります。「とつけもにゃーね」「とつけんなかね」(どうしようもないね)と、普段でも話します。「ふてーめ」の「ふてー」は、大きい、太い、大変、の意味があります。「ふてーもん」は、横着者の意味です。
意味不明な熊本弁⑨「まうごつがまだしたけん、たばくまんしよーたい。」
「まうごつ」が、とても、「がまだしたけん」が(仕事など)励んだので、がんばったので、「たばくまん」が休憩やおやつ、「しょーたい」が、します、しましょうのこと。
「たばくまん」は、何やら戦隊ヒーローもののようですが、休憩やおやつのことで、主に八代、芦北、水俣方面で話されます。「たばこまん」とも言います。例えば、「たばくまんは、いきなりだごたい」(おやつは、いきなり団子(熊本名物)です、などです。
「がまだす」は、平成28年の熊本地震の時に<がまだす熊本>として、全国的に有名になりました。その節は、全国の皆さん、たくさんの御支援ありがとうございました!感謝です!!
意味不明な熊本弁⑩「おひめさんで、すかばれたけん、いしゃどんにいかんまん。」
「おひめさん」が、ものもらい、「すかばれたけん」が(顔などが)腫れたから、「いしゃどん」が、病院、お医者さん、「いかんまん」が、行きますのこと。
「おひめさん」なので、女性のことと思われがちですが、れっきとした医学用語で、麦粒腫のことです。「すかばれる」は、県北、県西でよく話されます。「医者どん」の「どん」は、医師や病院に敬意を表す丁寧な熊本弁なのです。行きますの「行かんまん」や「行かなん」。どちらもよく使われる熊本弁です。強く言う「行け!」のことは、「行かんか!」になります。「はよ行かんか!」(早く行きなさい!)など。
意味不明な熊本弁⑪「ば!どげだっか!なんとんつくれんごた、めしんしゃばい。」
「ば!」が驚く様子のわっ!、あっ!、「どげだっか」が(味などが)濃い、しつこい、どぎついこと、「なんとんつくれん」がなんとも言えない、つまらない、「ごた」が、・・・ような、「めしんしゃ」が御飯のおかず、「ばい」が、です、のこと。
濃い味のおかずを一口食べた時の熊本弁です。驚く様子の「ば!」を都会で発音した所、何???って感じで見られました。「ば!」と、一言の熊本弁だけでも、笑えるのですね!熊本県民は、いろんな場面で驚いた様子を、普通に「ば!」を使っているのです。「どげだっか」は、食品の他に、色や物にも使います。「こら、どげだっか色たい」(これは、濃いすぎる色です)、「あたの化粧、どげだっかね」(あなたの化粧、濃いね)など。
意味不明な熊本弁⑫「こんじゅったんぼな、びきたんのいっぴゃお。」
「こんじゅったんぼな」が、この大きな水たまりには、「びきたんの」が、ヒキガエルが、「いっぴゃお」がたくさんいるのこと。
小さい孫を連れて、田んぼを見に行ったおじいちゃんの熊本弁です。「びきたん」(ひきがえる)、また、「ひらくち」が、まむし、「ふ」がカメムシ、「がね」がカニ、ワタリガニ、「がめ」が亀のこと。もはや昆虫も熊本弁なのです。笑!毎年11月には、九州三大祭のひとつが八代市の妙見宮で開催されます。そこでも、大きいガメ(亀蛇←キダと読みます)が舞いますよ~。こちらも亀なので、「ガメ」と呼んでいます。
語尾の「お」は、「おる」(います)の短縮形。それでも、小さい子供は、じゃぶじゃぶ水たまりでカエルと遊ぶので、「じゅっくりな」(びしょ濡れになります)。
意味不明な熊本弁⑬「ぐしゃっぺとおっぺっしゃんで、がっぱす。」
不美人の事を「ぐしゃっぺ(男)」「おっぺしゃん(女)」。悪い意味ではなく、愛嬌があってとても良い意味なのです。反対に、美人のことは、「よか男(男)」「よかおなご(女)」です。「がっぱ」が、がっくり、「す」が、します、残念です、落胆のこと。やっぱり熊本弁は、語尾の「す」は、する、しますを短縮して言っているのです。
「がっぱす」は、今の若い方もよく使っている熊本弁です。例えば、くじ引きで外れた時も、「がっぱす!」です。予感が的中したら、「まっぽし!」ピッタリと当てはまること。また、熊本弁の童謡<おてもやん>の歌詞にも、「ぐしゃっぺだるけん~♪」と出てきますよ~。
意味不明な熊本弁⑭「ほんなこつ、ぬしんごたるうーばんぎゃなーもんはおらん。」
「ほんなこつ」が、本当に、マジで、「ぬしんごた」が、貴方のような、「うーばんぎゃー」がおおざっぱ、(大番外)、「もん」が人、「おらん」がいない、いませんのこと。
「ぬし」が貴方、他にも貴方のことを「ぬしゃ」「じ」「わ」「わら」「あた」「やど」「や」「自分」(←自分ですが、これも、あなたのこと)「じん」・・・なんだか、いっぱいあります。笑。反対に、私の事は、「おっ」「おる」「おん」「うち」「お」・・・こちらも、たくさんあります。熊本の五木村の子守歌で有名な<五木の子守歌>の歌い出しの「おどま」は、私たち、のことです。
「うーばんぎゃー」は、今では、60代以上の方々が、話されているかどうか・・・消えゆく危機にある熊本弁です。大が「うー」、番外が「ばんぎゃー」です。居ないの意味の「おらん」は、丁寧な熊本弁で話すと「おらっさん」。反対に、居ることは、「おる」「おらす」です。
意味不明な熊本弁⑮「かつがつかじめんと、しみゃーにならんたい。」
「かつがつ」が次々に、その度に、「かじめんと」が片付けないと、「しみゃーに」が終わりに、「ならんたい」がなりません。
「かつがつ」は、学校でも会社でも、よく使われる熊本弁。「かつがつせんか」「かつがつしなっせ」(次々にしなさい)。「かつがつなおせ」(その度に、しまって)。終わることの「しみゃー」は、「おしまい」の「しまい」のこと。他に、(物や食べ物などが)なくなることの意味もあります。「もう、しみゃーになった」「もう、しまい」(もうなくなってしまった)。
意味不明な熊本弁⑯「わっどみゃ、のみかたかたらんか、さしよりビール!」
「わっどみゃ」が、あなた達、君達、「のみかた」(飲み方)が飲み会、「かたらんか」が加わりませんか、「さしより」がとりあえず、「ビール」は、アルコールのビール。
「のみかた」(飲み会)は、熊本のお父さん達の間で、良く使われている熊本弁で、「のみかただけん、おそなる」(飲み会で遅くなる)とか、「のみかたでごっつおだった」(飲み会で御馳走だった)など。「さしより」(とりあえず)もよく使われる熊本弁です。「さしよりよかか」(とりあえず良いですか)など。
熊本の居酒屋さんに行ったら、まず、「さしよりビール!」と叫んでみましょう。
意味不明な熊本弁⑰「ごぎゃんすっと、どぎゃんもこぎゃんもあからんど?」
「こぎゃん」が、こう、「すっと」が、すると、「どぎゃんもこぎゃんも」が、どうにもこうにも、「あからん」がダメ、「ど?」が・・・でしょう?のこと。
「こぎゃん」は、他に、「こげん」とも言います。また、似たような「ぎゃん」は、「そぎゃん」「そげん」(そう)、「あぎゃん」「あげん」(あれ)も使ったりします。どれも、熊本県民は、普通に話しています。例えば、「あぎゃんとこおらすね」(あんなところに居ますね)、「そぎゃんすざると、こくるぞ」(そんなに後ずさりすると、転ぶぞ)、「そぎゃんたい」(そうです)。
「どぎゃんもこぎゃんも」(どうにもこうにも)は、一つの単語になっています。語尾の「ど?」は訪ねるときに使います。「すっど?」(するでしょう?)、「やっど?」(やるでしょう?)、「出来るど?」(出来るでしょう?)、と、熊本弁は、「ど」で良いのです。ここでも熊本弁は、短縮形ですね。
意味不明な熊本弁⑱「しきりばしするごつ、やぼくらばされいたら、がたくちょにつっこけた。」
「しきりばしするごつ」が出来もしないくせに、「やぼくら」が薄暗い藪の中、「ば」が、・・・を、「されいたら」が歩いたら、「がたくちょ」が、ぬかるみ、「つっこけた」が、転んだ。
出来もしないことの「しきりばしするごつ」は、他に「しきりばっすっごつ」。反対に、出来ることを「しきる」と熊本弁では言います。「やぼくら」は藪と暗闇を合わせたこと。「されいた」は、歩いたのことで、歩くことを「されく」。歩き回ることは「されきまわる」。「がたくちょ」は、ぬかるみ、道路の側溝などで、柔らかい小さい泥の沼と言ったところでしょうか。「つっこけた」(転んだ)は今でもよく話す熊本弁です。
意味不明な熊本弁⑲「あんひとはしこっとらすばってん、ひごもっこすだけんやおいかん。」
「あんひと」があのひと、「しこっとらす」がかっこつけている、「ばってん」が・・・けど、・・・だけど、「ひごもっこす」(肥後もっこす)が、熊本の頑固者、「だけん」がだから、「やおいかん」が簡単でない、容易ではない、のこと。
「しこっとらす」(かっこつけてる)は、あまり良い意味ではありません。かっこつけて、外見ばかり良いの意味です。
「ひごもっこす」(肥後もっこす)は、熊本県民は、一筋縄ではいかない頑固者が多く、昔から「もっこすもん」と言われています。熊本弁の中では、地元に定着している方言のひとつです。
「やおいかん」(簡単でない、柔軟でない、難しい)は、人や物にも、使います。例えば、「こん仕事は、やおいかんけん」(この仕事は、簡単にはいかないです)など。他に、簡単にいかないことを「さばけん」とも言います。「いっちょんさばけん」(全然、はかどりません)など。
意味不明な熊本弁⑳「がんがんはふてーけんだされん、かんかんはつっぽがしてださなん。」
「がんがん」が大きめの缶、「かんかん」が小さめの缶、「ふてーけん」が大きいから、反対に小さいなら「こまかけん」になります。「つっぽがして」が穴を開けて、の意味で、他に、「うっぽがす」「ほがす」など言います。「ださなん」が、出しなさいのこと。「出さなん」と否定形のようですが、熊本弁になると、肯定形。「せなん」がしなさい、して下さい、「いかなん」が、行きなさい、行ってくださいのこと。
ゴミを出す日の会話です。一斗缶のような大きいものを「がんがん」、小さいジュースやスプレーなどの缶を「かんかん」と言います。叩いた時の音の大きさで、判断するのでしょうか・・・缶の大きさも熊本だと一言の方言で表現できるのです。恐るべし熊本弁!
最後に
平成から令和の時代に入り、昔ながらの熊本弁も薄れつつあります。しっかりとした熊本弁を話す御年配の方も少なくなり、少し、寂しい気がするのは、私だけでしょうか(^_^;)。もっともっと方言を話しましょう~!熊本県民の方、また、全国のみなさん、各地の貴重な方言を、これからも、次の世代に受け継いで行ってほしいと思っています。「こぎゃんよか言葉は、なかけん。」(こんなに素敵な言葉は、ありませんよ~)。
面白い熊本弁★全く意味不明な方言のセリフ20選
- ①「へきとぼんのくどこわっとるけん、もんではいよ。」方言の意味:背中と首の後ろがこって痛いので、もんで下さい。
- ②「あたげん、まうごつしちゃかちゃぶっちらかしとっけん、なおしなっせ。」方言の意味:あなたの家は、とても散らかっているから、片付けなさい。
- ③「きもんひっかけて、つっこくっけん、ぞろびくきもんはきんな。」方言の意味:服を引っかけて、転ぶから、(スカートなどの)裾の長い服は、着ないで。
- ④「にがごりがいっぱこっぴぃあこずんであ。」方言の意味:ゴーヤがたくさん積んであります。
- ⑤「もだゆるばってん、なかなかなか。」方言の意味:急いでいるのに、なかなか無い。
- ⑥「あとぜきせんけん、すーすーす。」方言の意味:ドアを閉めないから、すきま風が入ってくる。
- ⑦「わっきゃもんは、えくりゃーてやかましか。」方言の意味:若い人は、酔っ払ってうるさい。
- ⑧「どっちゃんか、とつけもにゃーとこで、ふてーめにおおた。」方言の意味:どこか、知らない場所に出て、大変なめにあった。
- ⑨「まうごつがまだしたけん、たばくまんしよーたい。」方言の意味:とても(仕事)に励んだので、休憩しましょう。
- ⑩「おひめさんで、すかばれたけん、いしゃどんにいかんまん。」方言の意味:ものもらいで、腫れたから、病院へ行きます。
- ⑪「ば!どげだっか!なんとんつくれんごた、めしんしゃばい。」方言の意味:わっ!(味などが)濃い!なんとも言えないような、ご飯のおかずです。
- ⑫「こんじゅったんぼな、びきたんのいっぴゃお。」方言の意味:この大きな水たまりには、ヒキガエルがたくさんいます。
- ⑬「ぐしゃっぺとおっぺっしゃんで、がっぱす。」方言の意味:ブ男とブ女で、がっかりします。
- ⑭「ほんなこつ、ぬしんごたるうーばんぎゃーなもんはおらん。」方言の意味:本当に、貴方のようなおおざっぱ(大番外)な人はいません。
- ⑮「かつがつかじめんと、しみゃーにならんたい。」方言の意味:次々に片付けないと、終わらないです。
- ⑯「わっどみゃ、のみかたかたらんか、さしよりビール!」方言の意味:あなた達、飲み会に加わりませんか、とりあえずビール!
- ⑰「ごぎゃんすっと、どぎゃんもこぎゃんもあからんど?」方言の意味:こうすると、どうにもこうにもダメでしょう?
- ⑱「しきりばしするごつ、やぼくらばされいたら、がたくちょにつっこけた。」方言の意味:出来もしないくせに、暗い藪の中を歩いたら、ぬかるみに転んだ。
- ⑲「あんひとはしこっとらすばってん、ひごもっこすだけんやおいかん。」方言の意味:あの人は格好つけているけど、熊本の頑固者だから、簡単にはいかない(柔軟さがない)。
- ⑳「がんがんはふてーけんだされん、かんかんはつっぽがしてださなん。」方言の意味:大きい缶は出せないから、缶は穴を開けて出してください。
以上、最後までご覧いただきありがとうございました。