面白い富山弁★笑われちゃう方言のセリフ10選


富山県は大きく西と東に分けていろいろな文化が少し違います。方言も少し違っています。西の方は少し金沢の影響があり、岐阜県との境にある地域は飛騨弁の影響も少しあるようです。

ただ、共通して言えるのは語尾がちょっと面白いということ。語尾に「ちゃ」がつくことが多く、うる星やつらのラムちゃんみたいでかわいい!と言われることもあります。でもおじさんもおじいちゃんも使うので、実際にはそんなにかわいくありません(笑)

そんな富山弁、今回は富山県外出身の筆者が当初わからなかった方言で面白いものをご紹介したいと思います。

 

面白い富山弁★笑われちゃう方言のセリフ10選

 


面白い富山弁①な~ん、なんなん、なんなんなんなん…

方言の意味:基本的には否定の意味。フランス語の「ノン」と同じ感じ

「これでいいが?(これでいいの?)」
「な~ん、こいがもあるがやけど(こんなのもあるけど)」
「じゃ、これだめなん?(これはだめなの?」
「なんなん、別にいいがだけど(いや、別にいいんだけど)」
「じゃ、こっちは?」
「なんなんなんなん…それはだめだわ」

「な~ん」と一回だけ使う場合も基本的には否定的要素が強いのですが、否定も肯定もせず、的なちょっとあいまいな感じにしたいときにも使うことも多いようです。

それが「なんなん」と「なん」が重なると完全な否定形。「違うよ」という意味合いになります。そしてさらに「なん」を何度も重ねる場合(しかも早く言う)は超否定形、ということになります。「なん」の数で否定する気持ちのレベルが量れます。

面白い富山弁②つかえんちゃ!

方言の意味:問題ないよ! 大丈夫だよ!

「これ使っていいが?(つかっていいの?)」
「つかえんちゃ」
「え?使えないの?」
「なんなん、使えんちゃ!」

県外から来た人間が結構困るのはこれ「つかえん」という単語。「差し支えない」=「つかえん」ということなのですが、標準語でいうと「使えない」だと思うので、否定形だと解釈しますよね。まったく逆の「OK!!」という意味なので、会話が全くかみ合いません!

面白い富山弁③今夜はだいてやっちゃ!

方言の意味:今夜はおごるよ

「今夜はだいてやっちゃ!」
「ラッキー」

なんて会話を大声でしているのを聞いたらびっくりしますよね(笑)富山弁では「し」を「い」と発音することがあります。この「だいて」は「出して」なんです。「今夜はだいてやっちゃ!」=「ここは出すよ(おごるよ)」的な感じですね。「ゴミだいておいて(出しておいて)」なんて使い方もします。

面白い富山弁④あれ~、うしなかしたわ…

方言の意味:やばい…失くしたかも

私はこれを初めて聞いたとき、「牛鳴かす」だと思いました。実際は「うしなかす」=「失なう+なくす」なのです。「これ、うしなかしといて」と言われたこともあるので「なくす」から「捨てる」という意味でも使われることもあるようです。比較的、年配の方が使っている気がします。

面白い富山弁⑤お前だらけ?!

方言の意味:お前、あほちゃうか?!

『だら』とは「ばか・あほ」という意味ですが、少し親しみを込めて使っているような感じです。面と向かって「だらぁ」という場面が多いですね。標準語で「ばか」と言うとちょっとキツイ感じがしますが、もう少し温かみのある「あほやなぁ」に近い感じで使われています。勉強ができないという意味での「ばか」にはあまり使わず、行動に対して使われることが多いです。飲みすぎた人に「だらぁ」と言葉をかける、なんて使い方です。

面白い富山弁⑥だんだんこわくさくなってきた

方言の意味:だんだん生意気になってきた

生意気というか“小生意気”的な感じで、こちらも親しみを込めて使う場合が多いようです。子どもや自分より下の人に対して使うことが結構多いですね。「一丁前に」「おしゃま」的な意味も含んで使われることもあります。

「子供のくせにあんなこと言ってこわくさい」
「小さいのにこわくさい服着て」

ただし、本来の『生意気』という意味で使う場合もあります。判断が難しい言葉なので注意が必要かも!

面白い富山弁⑦あんたぁ、きのどくな~

方言の意味:(そんなことしてくれて)ありがとう

気のどくって言われると、普通「かわいそう」「こころが痛む」…的な意味ですよね。富山弁でも語源はそうだと思いますが、そこからだんだんと「申し訳ない」→「ありがとう」になっていったと思われます。

お土産を渡したら「こんなことしなくていいガに(いいのに)きのどくな~」という感じで使います。「気の毒」なんて言われたら「そんな大げさな!」ってちょっとびっくりしちゃいますよね。

面白い富山弁⑧あぁ~なんか腹うぃわぁ

方言の意味:なんかおなかの調子が悪い~(食べすぎた!)

フランス語の「ウィ(イエス)」とは全然違います(笑) 「調子わるい」「だるい」「苦しい」というような意味として使われています。

ただしよく使われているのは、いっぱい食べちゃって「あぁ、腹うぃわぁ」という感じで使う場合で、本格的に具合が悪い場合にはあまり使われていない気がします。「うぃってどういう語源なんですかね?」って知り合いに聞いたら「なんか…うぅぅうって感じだからかな?」と言われました。わかるようなわからないような感じです。

面白い富山弁⑨あいつ、はがやしいわぁ

方言の意味:あいつむかつくんだけど

これは、「歯がゆい」と「くやしい」を足してできた言葉のようです。合わせてそのまま「歯がゆくて悔しい」→「むかつく」「くそ~~~」という感じに使われています。

「もうちょっとだったがに、はがやしい!」(もう少しだったのに、悔しい!)
「こんなこともやってないが!はがやしいやっちゃなぁ」(こんなこともやってない、むかつくヤツだ)

こんな感じで、心底怒っている時ではなくて、軽く怒っているときに使うことが多いようです。

面白い富山弁➉あんたぁ、おっぢゃけ?

方言の意味:あなた、次男?

地方は比較的どこもそうなのかもしれないですが…長男は特別な存在です。長男と次男以下は呼び方が違います。長男は「あんま」次男以下を「おっじゃ」「おっぢゃ」といいます。あんまのことを「あんちゃん」と言ったり、次男以下を「おっちゃん」「おっさん」と言ったりもします。

「あんたの旦那、おっさんけ?」
「え?まだそんな年ではありません」
「じゃ、あんちゃんけ?」
「あんちゃんというほど若くもないです」
「???」

こんな会話をした覚えがあります(笑)慣れてくると、会話のつながりで「長男・次男」について言われているということがわかりますが。。。最初はちょっとびっくりする単語です。


 

最後に

いかがでしたか?富山弁って、標準語で直訳するとわかりにくかったり、逆の意味になってしまう言葉が結構多いんです。最初は、ヒアリングが難しいかもしれません(笑)でも、女の子や子供が使っていると、とってもかわいく聞こえる言葉が多いんですよ!一度、富山弁で会話してみてくださいね。

面白い富山弁★笑われちゃう方言のセリフ10選
① な~ん、なんなん、なんなんなんなん…
② つかえんちゃ!
③ 今夜はだいてやっちゃ!
④ あれ~、うしなかしたわ…
⑤ お前だらけ?!
⑥ だんだんこわくさくなってきた
⑦ あんたぁ、きのどくな~
⑧ あぁ~なんか腹うぃわぁ
⑨ あいつ、はがやしいわぁ
➉ あんたぁ、おっぢゃけ?