宮城県へ旅行や引っ越し、仕事でいらっしゃる方へ!その土地に行って、その場所の人と仲良くなると、方言が出てくるということもあるでしょう。でも、実のところ何を言っているのかよくわからない!という場面もあるかもしれません。
その時に相手が怒っていて気づかなかったら、ちょっと気まずいですよね。実はどこかシャイな宮城県人、本気で怒らせてしまう前に気づいてあげて下さいね!それでは、本記事では「宮城県人が方言で怒ってる!超危険な宮城弁15選」をご紹介いたします!
超危険な宮城弁①「あっぺとっぺ言わねえでけろ、うそこぎ!」
「あっぺとっぺ」は、つじつまが合わないこと、でたらめなことを指します。「あぺとぺ」とも言われます。「うそこぎ」は、嘘こき、嘘つきのことです。ついつい知ったかぶりをしたり自分をごまかしたりすることは誰にでもあるでしょう。
でも、そのつじつまが合っていないと相手も気分が悪いもの。わからないことは正直に言いたいところですね。
超危険な宮城弁②「おめぇはあんこたんねぇな!」
「あんこたんねぇ」は、アタマが足りない、といったニュアンスです。なぜ脳みそがあんこになるのかは不明ですが。
おやつの時間に言われたとしても、たい焼きの中身が足りない、という意味ではないので、何か怒らせることはしていないか振り返ってみて下さい。
超危険な宮城弁③「おざなみになって、あすがらみになってんのしゃーねぇのが!?」
「おざなみ」は、人並みということ。そのレベルに達していないのに一丁前に、といったニュアンスでも使われます。
「あすがらみ」は足がらみ。自分ではできているつもりになっていても、誰かが尻ぬぐいしていてそのことに気づかなかった、というのはよくあることでしょう。素直に謝って、教えを乞うのがベストです。
超危険な宮城弁④「あいつぁ、いんぴんかだりだ!」
「いんぴんかだり」は、屁理屈をこねる人、片意地を張る人、といった意味です。何を語る人なのかな、と思ってしまうかもしれませんが、悪口に乗ってしまうのは得策ではないので、聞き流してしまって良いでしょう。
超危険な宮城弁⑤「いげすがねぇな!」
いけ好かない、ということです。嫌いだ、とはっきり言っているようなもの。それぞれ意地を張りたくなる場面かもしれませんが、無用なケンカは避けたいところですね。
超危険な宮城弁⑥「うろからうろからして!どこさ行ってたんだ?」
「うろからうろから」は、うろちょろといった雰囲気でしょうか。あちこち歩き回ることです。落ち着きのない子供を注意する時や、待ち合わせの相手がなかなかつかまらなかった時などに使われます。
戻ってきたのだから「どこさ行ってたんだ」なんて聞かなくてもいいはずなのに、問い詰めずにはいられないのは、表向きは穏やかな宮城県人でも同じことです。
超危険な宮城弁⑦「えらすぐねぇな、このきかず!」
「えらすぐない」は、可愛げがないという意味です。「きかず」はきかん坊。あれこれ口ごたえして言うことを聞かない子供に対して、ついつい言ってしまう文句ですね。
東北人には口下手が多いといわれますが、大人にあれこれ口ごたえしながら成長していくのは、他の地域の人たちと何ら変わりはありません。
超危険な宮城弁⑧「おずいしょ言わねでいい!」
「おずいしょ」はお追従、おべっかを使うことです。相手を持ち上げることは大事ですが、やり過ぎるとかえって不愉快に思われてしまうもの。思ってもいないことを言うのは避けたいですね。
宮城県人には恥ずかしがり屋も多いので、怒っているというよりまだ照れているだけの人も多いかもしれませんが。
超危険な宮城弁⑨「けえすごどばりして、きままかだってんじゃねぇ!」
「けえすごど」は、返しごと、言い返しや口ごたえのことです。「きままかだる」は気ままを語る、ということでしょうか。わがまま言ったり、できないことを言うことですね。
相手の言うことを受け入れられなくて、あれこれ文句をつけたりわがままを言ったりするのは、大人になってもよくあることですよね。
超危険な宮城弁⑩「さんざばら待たして、ごしっぱらやげる!」
待ち合わせの場所に5分前には着いて律儀に待ってくれる人もいれば、平気で遅刻してくる人もいます。「さんざばら」は、標準語でも「さんざっぱら」という言い回しを聞くので、ニュアンス的には伝わるのでは?
「ごしっぱらやげる」は、むかつく、腹が立つという意味。遅れてくる方は時間の流れなど気にしていませんが、待たされる方はイライラが募るもの。筆者の偏見かもしれませんが、同じ日本でも南の人より北の人の方が時間に厳格な気がします。
超危険な宮城弁⑪「ごしゃぐど!」
「ごしゃぐ」は宮城弁で「怒る」「叱る」という意味です。学校の教室でふざけすぎていて、いよいよ先生がカンカンになるとこのように怒鳴ることが…!「先生にごしゃがれったじゃー」は先生に叱られたという意味になります。
超危険な宮城弁⑫「そごさっさどしゃれー」
「しゃれ」は「去れ」「どけ」の意味。単に通り道でどいてほしいときにも使いますし、喧嘩になって使うこともあります。
超危険な宮城弁⑬「おめーがぐずらぐずらしてっからひまだれこいたじゃー」
「ぐずらぐずら」は、ぐずぐず、モタモタしている様子。「ひまだれこく」は時間を浪費する、無駄にするといった意味です。待ち合わせに遅れたシーンや、何かを一緒にやろうとしていてチャンスを逃したシーンで使われそうなフレーズです。
超危険な宮城弁⑭「このいがれぽんちが!」
いかれポンチのことです。それが訛っていがれぽんち。いい加減な人や、むちゃくちゃなことをする人を指して使います。
超危険な宮城弁⑮「まーたねほげかだりしてー」
「ねほげかだり」は、空気に合わない場違いなことを言うことを指します。寝ぼけたようなことを語っている、といったニュアンスでしょうか。今でいうKYですね。
最後に
要注意の宮城弁、いかがでしたでしょうか。穏やかな性格の人が多い宮城ですが、だからこそ本気で怒らせると大ピンチに、ということもあります。これはまずいぞ、と思ったらうまくかわして下さいね!
宮城県人が方言で怒ってる!超危険な宮城弁15選
- ①「あっぺとっぺ言わねえでけろ、うそこぎ!」
- ②「おめぇはあんこたんねぇな」
- ③「おざなみになって、あすがらみになってんのしゃーねぇのが?」
- ④「あいつぁ、いんぴんかだりだ」
- ⑤「いげすがねぇな」
- ⑥「うろからうろからして!どこさ行ってたんだ?」
- ⑦「えらすぐねぇな、このきかず」
- ⑧「おずいしょ言わねでいい」
- ⑨「けえすごどばりして、きままかだってんじゃねぇ」
- ⑩「さんざばら待たして、ごしっぱらやげる」
- ⑪「ごしゃぐど!」
- ⑫「そごさっさどしゃれー」
- ⑬「おめーがぐずらぐずらしてっからひまだれこいたじゃー」
- ⑭「このいがれぽんちが!」
- ⑮「まーたねほげかだりしてー」
以上、最後までご覧いただきありがとうございました。