宮城県へ旅行や引っ越し、仕事でいらっしゃる方へ!相手がさりげなく口にした方言にキュンとくる、そんなシチュエーションにドキドキしてしまう方も多いのではないでしょうか。
素朴な雰囲気だけれどよく見たらイケメン、接してみるとオトコマエ、そんな男性が宮城には多いと、個人的には思っています。妄想の中だけでも、宮城弁を楽しんでいただけたら幸いです。それでは、本記事では「男らしい宮城弁の告白♥キュンとくる方言のセリフ15選」をご紹介いたします!
男らしい宮城弁①「おれと付き合ってけろ!」
付き合ってほしいと、たまらない気持ちをぶつけられた形ですね。~してほしい、は宮城弁で「~してけろ」となります。「食ってけろ」「このゴミなげて(捨てて)けろ」など、身近なあらゆる場面で耳にする表現です。
男らしい宮城弁②「あんだのこと好ぢだ!」
ストレートな告白ですね。宮城弁は「キ」が「チ」に近い音になるのが特徴です。NHKの「やっぺぇ!たいそう」を歌っている仙台貨物のイガグリ千葉さんは「好ぢ」と、この音を「ヂ」と表記していて、なるほどそうも聞こえるな、と倣ってみました。余談ですが、「やっぺぇ!たいそう」、なかなか元気が出ますよ!
男らしい宮城弁③「おめぇのこと考えすぎてあんつことごしゃげるっちゃ」
「あんつこと」は心配事のこと。好きだからこそあれこれ考えてやきもきしてしまう感じですね。ここまで言われてしまうと「大丈夫なの?」と思ってしまうかもしれないですが、たまにはこんなに想われるというシチュエーションも女子なら嬉しいはず。黙ってそっと手を握ってあげましょう。
男らしい宮城弁④「あんだのアドレス教えてけさいん」
「~して下さい」を宮城弁では「~してけさいん」と言います。「~してけろ」よりはもっと丁寧なニュアンスです。合コンでちょっと気が合うかな、とお互い思うようになった、そんなタイミングで言われたいセリフですね。
男らしい宮城弁⑤「二人っきりになるっつーのは、おしょすいごだ」
「おしょすい」は、恥ずかしいの意。エッチな話ばかりしていると「おしょすいことばり言って~」と責められてしまいますよ。
逆に誰かが下ネタばかりくり出していたら、このフレーズで封じてしまいましょう。ちょっと気恥ずかしいな、という時にも使います。さりげなく二人きりになって、相手が照れ始めたら脈ありかもしれませんね。
男らしい宮城弁⑥「あんだの歌が一番いがったなや」
良かった、を宮城弁では「いがった」と表現します。みんなでカラオケをした後に意中の人からこう言われたら、たまりませんよね。特に、他に上手い人もいたのに自分?という状況なら、彼はもうあなただけを意識しているはず。
男らしい宮城弁⑦「おだづなよ!おれの気持ちしゃねっぷりすんなず」
「おだづな」はふざけるな、という意味。知らない、を宮城弁では「しゃーねえ」と言うので、知らないふりは「しゃねっぷり」です。お互いに好きだという気持ちに気づいているのに、何かを失うのが怖くて「しゃねっぷり」してしまうことってありますよね。でも、それでは前に進めません。こんな風に相手がリードしてきてくれたら、キュンとなるのは必至ですね。
男らしい宮城弁⑧「おめぇ、おもしぇーやつだな」
面白い、を宮城弁では「おもしぇー」「おもっしぇー」と言います。相手に好きになってもらうには、まずは面白い人だと思ってもらうことから、かもしれません。話がウケていれば「ウケる~!」と言ってくれるのは、東京弁と同じです。
男らしい宮城弁⑨「おめぇといぎあってたまげたじゃー」
「いぎあう」は行き会う、ばったり会うことです。「たまげる」は標準語でも使いますよね。びっくりすることです。偶然会ってびっくりされてしまうのは、もしかしたらこちらに気があるのかも。ちょっと期待していいシチュエーションかもしれませんね。
ただ、何か相手がやましいことをしていた場合も考えられます。「いぎあった」ことは他の人には「しゃねっぷり」しておきましょう。
男らしい宮城弁⑩「ばんかけしねぇが?」
デートのことを宮城弁では「ばんかけ」といいます。若い人たちは使わないようですが、ある年齢層から上の人たちは日常的に使っていたそうです。会社で「今夜はばんかけあっから残業できねぇんだ」といった感じで。仙台駅周辺ならばんかけのスポットに事欠きません。が、全てがここに集中しているので、知り合いに目撃されやすいのが困ったところです。
男らしい宮城弁⑪「会いたかったや~」
実感がすごくこもっている語尾。口語で、標準語の「よー」が宮城弁では「やー」になります。再会を喜ぶ感情が溢れていますね。久しぶりのデートなら女性はグッとくるかも。
男らしい宮城弁⑫「何言おうとしったかわしぇーだ」
告白をしようとしているのかな、というシチュエーションではぐらかすようなこんなセリフ。あるいは告白の言葉を聞き返してはぐらかしているのかもしれません。
男らしい宮城弁⑬「もぞこいなー、見せてけろ」
仕事でミスをしたり、仕事が覚えられずもたもたしている意中の後輩女性に話しかけているシーン。「もぞこい」には、「かわいそう」と「かわいい」が混じったなんとも複雑なニュアンスがあります。
男らしい宮城弁⑭「一緒にまぢさ行がねーか?」
「まぢ」は「街」。宮城県で街といったら仙台で、一番町などの仙台駅周辺を指します。つまりこれはデートのお誘いかもしれません。街には初デートにもぴったりの場所がたくさん。地下鉄の東西線が開通してさらに便利にもなっています。
男らしい宮城弁⑮「おめーが東京さ行ったらやっしゃねーなー」
「やっしゃねえ」は「寂しい」「辛い」という意味。「やるせない」という意味もあってこれが語源かな、と思われます。卒業や転勤で遠距離恋愛に。あっさり別れる人もいるかもしれませんが多くの人が通る道。恋愛と将来の夢を天秤にかけるのもやっしゃねえものです。
最後に
宮城弁の告白、いかがでしたでしょうか。今の若い人はこんな風には言わないよ~、という表現が混じっているのは確かです。が、独特の温かみがあるのが宮城弁のいいところ。その雰囲気だけでも味わっていただけたのなら幸いです。
男らしい宮城弁の告白♥キュンとくる方言のセリフ15選
- ①「おれと付き合ってけろ!」(俺と付き合ってくれ!)
- ②「あんだのこと好ぢだ!」(あなたのこと好きです!)
- ③「おめぇのこと考えすぎてあんつことごしゃげるっちゃ」(お前のことを考えすぎて心配しすぎてイライラしてしまう)
- ④「あんだのアドレス教えてけさいん」(あなたのアドレス教えて下さい)
- ⑤「二人っきりになるっつーのは、おしょすいごだ」(二人っきりになるというのは、恥ずかしいことだ)
- ⑥「あんだの歌が一番いがったなや」(あなたの歌が一番よかったなぁ)
- ⑦「おだづなよ!おれの気持ちしゃねっぷりすんなず」(ふざけるなよ!俺の気持ち知らないふりするなよ)
- ⑧「おめぇ、おもしぇーやつだな」(お前、面白いやつだな)
- ⑨「おめぇといぎあってたまげたじゃー」(お前とばったり会ってびっくりしたよ)
- ⑩「ばんかけしねぇが?」(デートしようよ)
- ⑪「会いたかったや~」(会いたかったよ~)
- ⑫「何言おうとしったかわしぇーだ」(何を言おうとしていたか忘れてしまったよ)
- ⑬「もぞこいなー、見せてけろ」(かわいそうに、見せなさい)
- ⑭「一緒にまぢさ行がねーか?」(一緒に仙台の市街地に行きませんか?)
- ⑮「おめーが東京さ行ったらやっしゃねーなー」(お前が東京に行ったら寂しいな)
以上、最後までご覧いただきありがとうございました。