山梨名物グルメ6. 400年の歴史!あわびの煮貝
引用:みな与
あわびの煮貝とは、あわびを醤油で煮たもののことです。そのルーツは今から約400年程昔、まだ山梨が甲斐の国と呼ばれていた時代にまでさかのぼります。海の無い甲斐国では、海産物を隣国の駿河の国に頼っていました。しかし、当時は現代の様な冷凍技術や運搬技術が無かったため、高い山々に囲まれた甲斐国へ海の幸を運ぶことはとても大変だったのです。
そこで考案されたのが、海産物を醤油漬けにしたものを樽に詰め、馬の背に乗せて運搬するという方法でした。すると、馬の体温と程よい揺れによって、絶妙な具合に醤油がアワビに染み込みました。そして、甲府に着く頃には丁度良い味わいの煮貝へと仕上がっていたのです。これが、海無し県の山梨であわびが名物となっているゆえんです。あわびの煮貝は高級品ですが、県内であれば普通のスーパーでも置かれています。
山梨名物グルメ7. みんな大好き!桔梗信玄餅(桔梗屋 本社)
山梨土産の定番ですね。柔らかいお餅に黒蜜ときなこを混ぜ合わせて食べる、ほんのり甘い和風スイーツです。最近では昔ながらの信玄餅だけではなく、プレミアム信玄餅や水信玄餅、信玄プリンに信玄アイスというものまで販売されています。
桔梗屋本社では信玄餅のアウトレット品の詰め放題も開催しています。ちなみに筆者が職場へのお土産に持っていった際、最も喜ばれたのは信玄プリン、次点で信玄棒でした。
最寄り駅:無し(笛吹市にある本社工場へは車でしか行けません。ただし、支店は県内の各地域にあります)
- 【HP】桔梗屋
山梨名物グルメ8. 黒糖で作られたまん丸な羊かん!くろ玉
引用:澤田屋
信玄餅の影に隠れがちですが、こちらも山梨土産の定番の1つです。黒糖で作られた羊かんでえんどう豆の餡子を包み込んだ、上品な甘さの和菓子です。その見た目は可愛らしくまん丸。まるで漆塗りの陶器のような色合いと輝きを放っています。筆者の職場の人たちは見慣れない外見のお土産に最初は戸惑っていましたが、一口食べたら予想以上の大好評。あっという間に無くなってしまいました。
- 【HP】澤田屋
山梨名物グルメ9. 子どもの頃に食べた味が忘れられない!笹子餅
笹子餅5個入り10個入り、
酒蔵まんをご購入できる場所は、甲州街道みどりや本店と向かいの工場と笹一酒造のみの販売となります。
宜しくお願い致します pic.twitter.com/a5ZKQ7X6t3— Midoriya 笹子餅 (@Sasagomochin) August 5, 2018
かつて笹語餅は「峠の力餅」という名前で売られました。笹子餅の名前の由来は、現在の笹子トンネルがある「笹子峠」から来ています。この笹子餅で有名なお店がみどりやです。笹子餅は香り高いふわふわのよもぎ餅の中に、甘さ控えめな粒餡を包み込んだ和菓子です。信玄餅やくろ玉と比較すれば、笹子餅は少し地味かもしれません。しかし、子どもの頃に食べた笹子餅の味が忘れられないという人が多く、根強いファンが絶えない和菓子です。
- 【HP】みどりや
- 【住所】〒401-0025 山梨県大月市笹子町1332
- 【最寄り】JR中央本線 笹子駅
- 【地図】みどりや 笹子餅本店 の地図
山梨名物グルメ10. 柿をころころ転がしながら天日干し!枯露柿(ころがき)
山梨では、桃・葡萄の他にも柿の栽培も盛んです。特に柿をころころ転がしながら天日干しにした枯露柿は、最高峰の干し柿として山梨県の名産品となっています。
筆者も小さい頃からこの枯露柿が大好きなのですが、高級品なので手土産以外ではなかなか食べられませんでした。枯露柿は「旅の途中にちょっとつまむ」ということが簡単には出来ませんが、目上の方への手土産として最適です。
最後に
山梨には古くから続く歴史溢れる名産品がたくさんあります。しかし、山梨の名産品は昔からの型を守りつつ、日々進化を続けています。何年か前に山梨へ行ったことがあるという方は、是非もう一度同じ地へ旅行してみてください。きっと以前とは違った発見があるはずです。