奈良県へ旅行や引っ越し、仕事でいらっしゃる方へ!
奈良県民は基本的に温厚なのですが、やはり関西圏。怒るとやや汚い方言が出てしまいます。
今回は大阪弁とはちょっとニュアンスが違う、怒ってる奈良県人が使う危険な奈良弁をご紹介しましょう。でも本当に奈良県民は鹿のように穏やかな人が多いので、誤解しないでくださいね!
超危険な奈良弁①はよ食べってせんどゆうてるやろ!
せんどは「何度も」、「十分な」の意味。特に県の北部では日常的にとてもよく使われています。「あの子にはせんどゆーておいたはずやで」などという言い回しです。また「言う」も、耳で聞くとほぼ完全に「ゆう」という発音になっています。奈良でのビジネスで「せんどゆうたのに、あの取引先はなんもせえへんなあ」などと言われないようにしましょう。
超危険な奈良弁②しっかりまとてや💢
「あんたがこわしてんさかい、これまとてや!」と言われたら、頭を下げて弁償するしかないですね。奈良独特の方言「まとう」とは弁償するという意味。
県の南部では良く使われる言葉です。壊してしまったら弁償は当たり前ですが、なるべくこのように怒られないようにしたいですね。
超危険な奈良弁③ごちゃごちゃいろたらあかん!
「いらう」、「いろう」は触るの意味。とても良く使う言葉です。「そんなにニキビいろーたら、治るもんも治らんで」という感じですね。この言葉は三重県でも使われているそうです。奈良と三重の県境は深い山が続くのですが、実はそのあたりには忍者の里があったりします。昔から言葉や文化の交流もあったことでしょうね。
超危険な奈良弁④えろーひろがってるな!
「えろー」は「エロ」ではありません。「えらい」つまり「とても」という意味です。また、「ひろがってるな」も一般的な意味の「広がる」とは少し違います。奈良でこう言われたら、散らかってるという意味になるので要注意。「あんたのデスク、えろーひろがってるなあ!かたづけなあかんで」と上司に怒られたらすぐにキレイにしましょうね。
超危険な奈良弁⑤はよ、まわりしーや💢
知らずに聞くと「まわり!?どこ!?」とキョロキョロしてしまいそうです。奈良で「まわり」とは準備のこと。奈良県民はみな、朝はお母さんから「はよまわりしーや、遅れるで」と急かされた経験があるはずです。身の回り、という語源なのでしょうか。慣れているとまったく違和感は感じませんが、初めて聞く場合には「??」となってしまう奈良弁のひとつです。