面白い甲州弁⑥ほーけぇ
筆者「ほーけぇ」
友達「(驚きの眼差し)」
小学校高学年ともなると、下ネタやそれを連想させるような単語に対して敏感に反応する子どもが出てきます(笑)筆者の友達はそのタイプの子でした…。友達からしてみれば、突然会話の中に、微笑みながら超直球の単語を発した筆者は変人以外の何者でもなかったと思います…。しかも結構キツい下ネタを連想しちゃう言葉なので。
面白い甲州弁⑦えらい
筆者「えらい頑張ったね!」
友達「うん、ありがとう!」
会話が成立しているように見えますが、友達は筆者から「偉いね、頑張ったね」と言われたと思っていることでしょう。しかし、それは違うのです。筆者は「もの凄く頑張ったね」と言っているだけで、決して「偉い」とまでは言っていません。
面白い甲州弁⑧かう
筆者「鍵かった?」
友達「え?買わないよ?」
甲州弁では「鍵をかけた?」と確認する時、「鍵かった?」と言います。「鍵を買った?」と聞きたい場合はそのまま「鍵を買った?」と言います。見分け方は、「を」が入っているかいないかです。分かり辛くてすみません。
面白い甲州弁⑨持ちに行く
筆者「(電話中)じゃ、そっちに持ちに行くね」
友達「ん?…あぁ、うん。よろしく」
この甲州弁は少し厄介です。標準語ユーザーの人間にも何となく意味が通じてしまうため、甲斐人はこの言葉が方言であるということにまず気が付きません。ちなみに、「持ち」と「行く」の発音が合体して「持ちぃく」と言う人も多いです。
面白い甲州弁⑩肯定の「しろし」、否定の「しちょし」
甲州弁の命令文は語尾に特徴があります。
肯定の命令文(お願い)は語尾に「しろし」を付けます。例えば、「行け」は「行けし」、「待て」は「待てし」となります。
逆に、否定の命令文(禁止)の場合は語尾に「しちょし」もしくは「しちょ」が付きます。
例えば、「行くな」は「いっちょし」「いっちょ」となりますし、「言うな」も「いっちょし」「いっちょ」となります。
他の地方から山梨へ引っ越してきた人は、この「しろし」「しちょし」の聞き分けに苦労するそうです。
最後に
近頃、「甲州弁が可愛い!」というサイトをよく目にするようになりました。しかし、筆者は声を大にして言いたい。「あれは吉高由里子が言うから可愛いんだ!」と。
とはいえ、筆者も甲州弁は大好きです。決して廃れて欲しくはないですし、(可愛いかはさておき)多くの人に注目してもらえることは純粋に嬉しいです。これから山梨へのお引越しをお考えの方。今回の記事があなたの山梨ライフのお役に立てれば光栄です。
日本一汚い山梨の甲州弁★面白い方言のセリフ10選
①かじる(掻く)
②からかう(試みる、時間をかけて挑戦してみる)
③だっちもねぇこんいっちょし(しょうもないこと言うな)
④わにわにしちょし(ふざけないでよ)
⑤おちんぶりをかいちょ(すねないでよ)
⑥ほーけぇ(あー、そうかぁ)
⑦えらい(大変・もの凄く or つらい・疲れた)
⑧かう(鍵などをかける)
⑨持ちに行く(取りに行く)
⑩肯定の「しろし」、否定の「しちょし」
以上、最後までご覧いただき有難うございます。