かわいい奈良弁⑥「あんなーえー」
奈良の方言は北部と南部で大きく変わります。その中でも「中和」というまん中の地域でよく使われるのが、「あんなーえー」「ほんでーえー」という語尾に何故か「えー」が付くつなぎの言葉です。これは若い女子でも使うため、橿原市あたりの街中で注意をしていると聞くことができるちょっとかわいらしい方言です。
かわいい奈良弁⑦「恥ずかしいから見やんといて」
大阪では「見んといてや」とも使いますが、奈良では「や」の位置が大きく変わるのが特徴です。さらに語尾に「や」が付いて「見やんといてや」となることも・・・。奈良女子が恥ずかしがっていたら、デリカシーをもって対応してあげてくださいね。
かわいい奈良弁⑧「荷物重そうやから、あいやこしょーか」
「あいやこ」は、県外の人にはなかなか伝わらない方言のひとつです。これは「一緒に持つ」という意味。またもうひとつ、共有するという意味もあります。隣に座った奈良女子から「その資料、あいやこさせて」と言われたら、一緒に共有させて、という意味ですのでサッと見せてあげましょう。
かわいい奈良弁⑨「ラーメン、ちょっとかえとこしてんか」
一緒に食事をしていると、一口ずつ交換することってありますよね。そのとき奈良人は「かえとこ」という方言を使います。また、お店で買ったものが難アリだったときには「それ、かえとこしてきー」などと言ったりもします。子供に言い聞かせるようなニュアンスの、ちょっとかわいい方言です。
かわいい奈良弁⑩「あんた、そんなこまこい言いないな」
まるで早口言葉のような奈良弁です。「こまこい」とは、ケチな・倹約なという意味を持ちます。細かいことにうるさいというニュアンスもありますね。ちょっと相手を非難するような内容でも、このように奈良弁を使うことで何だか優しく聞こえるのがいいところでしょう。
最後に
聞いたことがある方言から、県外の人には伝わらないものまで。奈良は大阪と京都に隣り合ってはいますが盆地で山に囲まれており、歴史もあるため様々な方言が存在しています。旅行に来るチャンスがあれば、地元の人とも話をしてみてくださいね!