石川県へ旅行や引っ越し、仕事でいらっしゃる方へ!
金沢弁は、「標準語と同じまたは音が似ているけれども意味が異なるもの、使い方が違うもの」が多い方言です。似ているが故に、コミュニケーションに誤解や支障が生じてしまいます。
筆者の体験から、県外人が思わず「?」のリアクションを起こした面白い金沢弁を集めてみました!
面白い金沢の方言①だら!
「だら」は金沢弁で「バカ」「アホ」「まぬけ」という意味ですが、はっきり言って地元でしか通用しません。標準語で喧嘩になって、興奮して金沢弁が出ても、相手は何を言われているのかわからないので拍子抜け。喧嘩の最中に「だら」という方言の意味を説明するはめになってしまいます。他府県の方は、この方言を耳にしたら要注意!!
面白い金沢の方言②ドブスに注意して下さいね!
女性がこの言葉を聞いたら、反射的に気分を害して怒ってしまうのでは?しかし、いわゆる「ブス=醜女」のことではありません。金沢弁では、「側溝」や「どぶ」のことを「どぶす」というのです。
古い街並みが多い金沢。観光中に側溝に足を取られないようにと、旅行者の方に、「どぶすに注意して下さいね」と、言ったら???顔をされてしまいました。
面白い金沢の方言③りくつなもんや!
金沢弁で「りくつな」と言えば、面白いことに褒め言葉なんです。英語でいうところの「スマート」に近い「賢い」「理知的な」という意味です。「合理的だ」とか、物事の仕組みや機会の仕組みが上手くできている時にもつかいます。物事を上手く処理できる人のことを「りくつな人」と言うことも。決して理屈っぽい人のことではありません。
面白い金沢の方言④きのどくな
お土産やお祝いを貰った時に、金沢の人は「きのどくな」と、言いますが、気の毒に思っているいるわけではありません。金沢弁の「きのどく」は、標準語でいうところの、「申し訳ございません」「すみません、ありがとうございます」に相当する言葉です。この言い回し、今でも金沢では日常的に使われている方言です。
面白い金沢の方言⑤きがねな
「こんなに気を使って頂いて有難うございます」「お気遣いをどうも有難うございます」という意味で使います。音の感覚から、「気兼ね・・・」と関連して考えて気兼ねがあるのかなぁなんて思われがちな金沢弁です。