奈良県へ旅行や引っ越し、仕事でいらっしゃる方へ!
奈良県は大阪と京都に隣接しているため、関西弁としてもそちらに混ざってしまって何だか地味~なイメージがありますね。奈良県育ちの明石家さんまさんの言葉は、もはや「さんま弁」とでも言える独特のものになっています。
でも実は、奈良県には「んっ?」と聞き返したくなるような方言がたくさんあるのです!そんな面白い奈良弁のセリフをご紹介します!
面白い奈良弁①『ちょこぼる』
どう聞いても「チョコボール」です。金と銀のアレを集めるやつです。しかし奈良では「しゃがむ」ことを指します。「ちょっとそこちょこぼってみい」と言われたら、キョロちゃんのモノマネをするのではなくその場でしゃがみましょう。「ちょつくぼる」とも言うようです。
面白い奈良弁②『あのみい』
「あのみい」「ほんでみい」という、会話の中のワンクッションです。「みい」を、「な」「ね」に置き換えると関西弁や標準語に近くなりますね。
かわいい女の子から「あのみい、寒いから一緒に帰らへん?」なんて言われてしまったら胸キュンものですが、年配のご婦人が使うことも多いようです。ご婦人が数人集まっているそばで耳を立てると、そこからは「みい」「みい」と連発が聞こえるかも知れません。
面白い奈良弁③『もむない』
「このお菓子もむないなあ」「あのお店もむないなあ」と聞こえたら、美味しくないということです。意味を知らなければ、褒められているのかけなされているのかサッパリわかりませんね。
面白い奈良弁④『ねき』
初めて聞いた時は「(家の)軒」の訛りかと思いましたが、違うんです。もちろん「ネギ」の言い間違いでもありません。これは、近くのことを指します。「この野菜、だいどこのねきに置いといて」とか「あんたのがっこはお寺さんのねきか」というように使います。
面白い奈良弁⑤『ほーせき』
とっても素敵な方言ですね!仕事や勉強の一息ブレイクのお供が「ほーせき」ですよ。小学生が走って帰ってきて「今日のほーせきはドーナツや!」なんて喜んでいる姿はかわいらしいですね。昔の和菓子などは、まさに宝石のように見えたのかも知れません。ちなみに奈良市内で人気のかき氷屋さん「ほうせき箱」さんの店名の由来はここかららしいです。