新潟県へ旅行や引っ越し、仕事でいらっしゃる方へ!
全国で5番目に面積が大きい新潟県では、各地で違った方言を使います。「なにそれ?!」と思わずクスっと笑ってしまうような面白い新潟弁が豊富なんです!
実は、大人気漫画「ゴールデンカムイ」の月島軍曹や鶴見中尉も新潟弁を話しているんですよ!
それでは、本記事では「面白い新潟弁★全く意味不明な方言のセリフ一覧」をご紹介いたします!
意味不明な新潟弁①「あー、じょんのび、じょんのび」
「じょんのび」とは、ゆったりや、のびのびという意味です。
主に温泉やお風呂に浸かったときに使う新潟弁ですので、温泉地や新潟県のテレビ番組で温泉特集があったときなどに聞けるんですよ。
他県に住む方と温泉に行って「じょんのび、じょんのび」と言うと、「それ何?」と面白がられることが多いです!
意味不明な新潟弁②「この、あったかさ!」
「あったかさ」は、ばかものという意味で、怒ったときに使う面白い新潟弁です。
突然険しい顔をして「あったかさ!」なんて言われたら、方言を知らない人は動揺してしまいますよね!
実際に、知人が他県の人と会話していて、冗談交じりに「あったかさー」なんて言ったら、「エアコンつける?」と聞かれたと言っていて、とても面白かったです!
意味不明な新潟弁③「おまん、いちがいこき だすけな。」
「いちがいこき」とは、頑固な人、強情という意味があります。
他県の方は、「いちがいこき」という言葉を耳にすることはあまりないのではないでしょうか。
ちなみに「おまん」は、あなた、「だすけ」は、だからという意味を持っています。
この新潟弁は、例えば、相手に呆れたときや怒ったときなどに使いますよ。
「頑固者!」より「いちがいこき!」と言われた方が、インパクトが大きくて記憶に残りますね!
意味不明な新潟弁④「この魚なじらね?うんめよ。」
「なじらね?」は、いかが?どう?、「うんめ」は、美味しいという意味があります。
実は、この「なじらね」をなぞらえて、BSN新潟放送テレビでは「なじラテ。」という番組があるほど、地元民にとってはなじみ深い新潟弁なんですよ!
新潟県民は親しみを持っていますが、他県の方からすると面白いと思う方言の一つだと感じます。
他には「今日はなじらね?」など、調子をうかがったりするときにも使います!使い勝手がいい言葉で、地元民は重宝していますよ。
意味不明な新潟弁⑤「じっき にどいもで ごっつぉ作るすけな。」
「じっき」は、すぐに、間もなくという意味を持ちます。
「にどいも」は、じゃがいものことなんです!「じゃがいもって言わないんだ」と思うとなんだか面白く感じますよね。
「ごっつぉ」は、ご馳走、「すけ」は、だからという意味です。
子供の頃は、この言葉を聞くとわくわくしたものです!「にどいも」が、方言だと知ったときは、他県で使わないのかと衝撃を受けました。
日常的に使っている言葉が新潟弁だと気付いて驚くことは、方言のある地元民あるあるかもしれませんね。
意味不明な新潟弁⑥「きゃーわりぃわ。料理なんかしねばいいのに。」
一見ぎょっとする新潟弁ですが、「しねばいいのに」は、しなきゃいいのにという意味なのです。「きゃーわり」は、心配、気が気じゃないという意味を差しています。
突然「しねばいいのに」と言うと、方言だと知らない人は「え?!」と驚くことが多く、面白さを感じます!
以前体調不良が続いているときに、家族に言われた言葉です。聞こえは悪いですが、中身を知るとなんだか心があたたまりますよね。
意味不明な新潟弁⑦「昨日は暇でよっぱらだったて。」
「暇だったからお酒を飲んで酔っ払いになった」という意味だと思った方も多いはず。
しかし実は「よっぱら」は、「飽き飽きする」という意味の面白い新潟弁なのです!
他県の人に「よっぱら」と言うと、絶対に意味が通じなく、よっぱらで慣れきっている地元民は、他の言葉を探すのに時間がかかることもしばしばあります。
意味不明な新潟弁⑧「いぼむしめっけたすけ、やるわ。」
皆さん驚きましたか?「いぼむし」は、芋虫じゃなくてカマキリのことなんです!
カマキリは、「いぼる(怒る)」から、「いぼむし」と呼ばれています。
方言を知らなかった子供の頃、この言葉を言われてカマキリを手渡されたときは、「いもむしじゃないよ?」と驚いてしまいました。
実は、新潟弁では他にも、「だいろ(かたつむり)」、「げぁーちま(おたまじゃくし)」など別の名前で生き物を呼ぶ方言があります。
全国でなじみ深い「かたつむり」の歌も「だいろ」で呼ぶので、他県から来た方は本家との違いを探すのも面白いかもしれません。
意味不明な新潟弁⑨「久しぶりに実家に来らんて、らっくらしるよ。」
「らっくらしる」は、ほっとするという意味で使います。
楽という語源は入っていますが、なかなか意味を理解できない方も多いはずの面白い新潟弁!
他県の方と話しているときに「おまんと話しているとらっくらしる」なんて言うと、他県の方はポカンとされてしまうことがあります。
意味不明な新潟弁⑩「勉強しない!」
「勉強しない!」や「〇〇しない」と言うと、やらないと言う意味だと思ってしまいますが、実は逆!
新潟弁で「しない」は、しなさいという意味を持つのです!
ときどき地元民でさえ混乱することもある、ややこしくて面白い新潟弁です。
「ドア閉めない。」、「わかったよ。閉めないね」、「違う、ドア閉めないって!」、「だから閉めないよ!」なんてアンジャッシュのコントのような会話は、地元民あるあるかもしれません。
意味不明な新潟弁⑪「あえまちしたの?見してみ。」
「あえまち」という新潟弁は、実はケガという意味なんです!
突然言われてもピンとこない方も多いはず。
「あいまち」と言う方もいて、地元民に親しまれている面白い新潟弁の一つです。
意味不明な新潟弁⑫「この子は、ずくがあるぞ。転んでちだらまっかんなったけど泣かん。」
「ずく」は、根性、「ちだらまっか」は、血みどろという意味があります。
他県から転勤してきた方が「君はずくがある!」と上司から褒められたとしても、なんのことかわからなくて動揺していまいそうな面白い新潟弁です。
意味不明な新潟弁⑬「いっせなし てんぽこくから たまげたわ。」
「いっせなし」は、突然、「てんぽこく」は、嘘を言う、「たまげた」は、びっくりしたという意味です。
恐らく初めて聞いた方は、「何を言っているんだ?」とおどろかれた方も多いでしょう。
この「てんぽ」は、他県で使うとかわいらしさを感じる方も多いです。しかし、意味がなかなか伝わらず面白さも感じます。
意味不明な新潟弁⑭「まーた、こんなにばらこくたいして。」
「ばらこくたい」とは、散らかっているという意味の面白い新潟弁です。
文字だけ見ると訳がわからない人も多いはず。
ちなみにとても散らかしてある状態だと、「おおばらこくたい」と言います!
ぜひ散らかっている部屋を見たらこの方言を使ってみてください!
意味不明な新潟弁⑮「べと びちゃっといて。」
「べと」は、土のこと、「びちゃる」は、捨てるという意味です。
初めて聞くと、なんだか汚い印象を受けますが、意味を知ると印象も変わるのではないでしょうか。
ガーデニング作業や畑作業のときによく使います。
新潟で農作業をしている方は、特になじみのある面白い新潟弁です!
最後に
意味不明な新潟弁は、いかがでしたか?
方言によってキツく聞こえてしまうこともありますが、決して怒っている訳ではないんですよ!新潟県民は、人情味があふれていて、人とのつながりをなによりも大事にしています。旅行者も移住者も大歓迎です!ぜひ生の方言を聞きに新潟県へ訪れてみてくださいね!
「はちゃのー!」(それではまたー!)
面白い新潟弁★全く意味不明な方言のセリフ一覧
- ①「あー、じょんのび、じょんのび」方言の意味:あー、ゆったり、ゆったり。
- ②「この、あったかさ!」 方言の意味:この、ばかもの!
- ③「おまん、いちがいこき だすけな。」 方言の意味:あなたは、頑固者だからね。
- ④「この魚なじらね?うんめよ。」 方言の意味:この魚いかが?美味しいよ。
- ⑤「じっき にどいもで ごっつぉ作るすけな。」 方言の意味:すぐに じゃがいもで ご馳走作るからね。
- ⑥「きゃーわりぃわ。料理なんかしねばいいのに。」 方言の意味:心配だわ。料理なんかしなきゃいいのに。
- ⑦「昨日は暇でよっぱらだったて。」 方言の意味:昨日は暇で飽き飽きしていたよ。
- ⑧「いぼむしめっけたすけ、やるわ。」 方言の意味:かまきり見つけたから、あげるわ。
- ⑨「久しぶりに実家に来らんて、らっくらしるよ。」 方言の意味:、久しぶりに実家に来られて、ほっとするよ。
- ⑩「勉強しない!」 方言の意味:勉強しなさい!
- ⑪「あえまちしたの?見してみ。」 方言の意味:ケガしたの?見せてみな。
- ⑫「この子は、ずくがあるぞ。転んでちだらまっかんなったけど泣かん。」 方言の意味:この子は、根性があるぞ。転んで血みどろになったけど泣かない
- ⑬「いっせなし てんぽこくから たまげたわ。」 方言の意味:突然 嘘つくから びっくりしたわ。
- ⑭「まーた、こんなにばらこくたいして。」 方言の意味:まーた、こんなに散らかして。
- ⑮「べと びちゃっといて。」 方言の意味:土 捨てておいて。
以上、最後までご覧いただきありがとうございました。