超危険な大分弁⑥そんなにせがうなぇ
自分が直接受けたからかいに対して使うのではなく、周りで見てた人が「もうその辺でよしなさいよ」というようなかんじで使うことが多いです。小さい子をからかっていると大人から「そんなにせがいなさんな」と諭されます。
超危険な大分弁⑦ほんと、ざまねぇやっちゃなぁ!
怒り狂うというよりはほとほと呆れ果てる。人間性を問われるような場面で使います。だらしない服装をしていて「ざまねぇな」、雑な出来上がりを見て「ざまねぇな」というように使い、決して良い意味に転換することはない大分弁です。
超危険な大分弁⑧あげんこつじょういうてからに!どげーしょうもねぇやっちゃ!
怒りというよりはもう諦め、呆れかえっていう方言セリフです。自分のボン(大分弁でダメな息子)やビー(大分弁でダメな娘) に対して親がため息をつきながら言う様子が目に浮かびます。※ちなみにボンとビーは特に県北の方でよく使われているようです。
超危険な大分弁⑨なん言いよんのか!とぼけんな!
嘘をついているのが明らかな時、怒り口調で使います。この「とぼけんな!」が出たときはもう怒りが浸透してしまっていると思っていいのでご注意を!大分弁の中でも乱暴な部類に入る方言です。
超危険な大分弁⑩そんなことしちゃいけんでぇ!
小さい子に対して「ダメだよ」と注意する程度の時に使う方言なので、怒りの方言の中でもかなり柔らかめな方です。 大分弁では「~ちゃ」というフレーズがよく出てくるのですが、ネイティブでないとなかなか正しく使えないようです。
映画「綱引いちゃった」という井上真央さん主演の大分が舞台の映画では、「~ちゃ」の使い方が違う!と大分県民の中では話題になっていました。※映画自体はとってもおもしろいです。
最後に
これまであげてきた大分弁を耳にすることがあれば、怒りをぶつけられるかも!?しれないのでお気をつけくださいね。
ところで、大分弁はテレビや映画でもよく使われており、アニメ「あたしんチ」、映画「綱引いちゃった」や映画「釣りバカ日誌」、漫画(映画化もされています)「デトロイトメタルシティ」などが有名です。この機会に大分弁に注目して作品を見直してみるのも面白いかもしれませんね。