大分県には「大分の二度泣き」という有名な文句があります。これは、県外から転勤で来る人が使うもので、「大分なんていう田舎に飛ばされた!」と言って一度泣き、数年後の転勤辞令で大分を離れる時に「こんなに素晴らしい大分を離れたくない!」と二度目に泣くというものです。
それほど大分は気候や自然に恵まれ住みやすい土地だということです。この豊かな豊の国大分県には美味しい名物&グルメ、新鮮な食材が年中あります。旅行者には知られざる大分名物もあるかもしれませんね。
これぞ大分県名物&グルメ★地元民おすすめ10選
大分県名物&グルメ①鶏肉消費量日本一!とり天&からあげ
参照:http://karaage-taikou.com/shop/honenashi.html
鶏肉生産量日本一と言えば宮崎県ですが、実は鶏肉消費量日本一は大分県なのです!
「とり天」は読んで字のごとく、鶏の天ぷらで、ポン酢のような少し酸味のあるだしにつけて食べます。ふわっふわで優しい味です。
「からあげ」はお店によって味は様々で、大分にはいたるところにからあげ専門店があります。家庭ごとにお気に入りのお店があり、大分ではからあげは家で作るものではなく専門店で買って帰るものなのです。からあげカーニバルやからあげグランプリ等イベントもよく開催されており、とてもからあげ好きの県民です。
◎「ぽっぽおじさんの大分からあげ」
大分でメジャーなからあげ屋さん。県内20店舗あります。
◎「からあげ・太閤」
からあげ発祥の地といわれる宇佐で人気のお店。いつも人がいっぱいで、駐車場が停められなくなることもあります。電話予約しておくとスムーズに購入できます。
大分県宇佐市閤492−3
大分県名物&グルメ②特産品のカボスで育った!カボスぶり
大分のカボスをエサに混ぜて育てられた養殖ブリで、大分の新しいブランド魚です。カボスに含まれるポリフェノール等の効能で赤身部分が長時間鮮やかな色に保たれ、身はさっぱりとした味わいなのが特徴です。おすすめの食べ方はもちろんお刺身!
大分県名物&グルメ③大分ならではの食べ方で!ふぐ
参照:http://fuguyoshi.com/
大分は日本でも数少ないふぐの肝が食べられる県で、ふぐ専門店が多いです。大分でのふぐの食べ方は・・・?ふぐ刺しは肝を溶いたポン酢につけて食べます。〆に食べるふぐ雑炊にもこの肝入りポン酢をかけて食べるのがツウの食べ方!!大分に来たらぜひ食べてほしい一品です。
◎「ふぐ良」
リーズナブルなふぐの専門店。誰でも入りやすい気軽なお店です。大分に何店舗もあります。
◎「ふく亭本店」
落ち着いた雰囲気で絶品河豚に舌鼓♪
大分県大分市都町3丁目7−5
大分県名物&グルメ④地元民のソウルフード!吉野のとりめし
参照:http://torimesi.jp/
鶏肉とごぼうを混ぜた混ぜご飯で、甘い味付けが特徴です。一村一品にもなっており、スーパーや駅で買うことができます。学校行事や地域の行事など、人が集まる時には必ずと言っていいほど登場します。観光のお土産にこのとりめしの素という、炊いたご飯に混ぜるだけで吉野のとりめしが簡単に再現できる商品もあります。
先日、県外のデパートの催事で「吉野のとりめし」が出ているのを見ました。ついに県を飛び出して食べられはじめた大分のソウルフードに注目です。
大分県名物&グルメ⑤とろけるおいしさ!豊後牛
参照:http://www.yado-shiori.jp/meal/index.html
大分の誇る黒毛和牛!大分の豊かな自然の中で育てられた和牛は、風味も豊かできめ細やかな霜降りととろけるような柔らかい肉質が特徴です。月齢36カ月以下、肉質3等級以上が「おおいた豊後牛」と名乗ることができます。
◎「眺望の宿しおり」
別府でおすすめのおいしい豊後牛が食べれる宿。温泉もすばらしい泉質なのでランチと立ち寄り湯でも、ゆっくり1泊して部屋食のフルコースをいただくのも良いと思います。
大分県別府市大字南立石2218番5
◎「肉料理嘉牛」
大分市内では老舗、A5ランクの豊後牛が食べれるお店。いちおしのすき焼きはとろける舌触りのお肉が絶品です!大きなお皿に並べられた霜降り肉の美しさにもほれぼれします。
大分県大分市都町4-2-23
大分県名物&グルメ⑥かくれた名物!別府冷麺
参照:http://www.6-sei.com/
大分名物が冷麺というのは、県外の人はあまり知らないのではないでしょうか?旧満州から戻ってきた料理人が別府でお店を開いたのが始まりといわれています。別府冷麺は太く弾力があり、つるつるとのどごしの良いのが特徴です。
別府には冷麺専門店はもちろん、焼肉店や居酒屋でも「冷麺」という文字をよく見かけ、地域に根付いた名物だということが分かります。
◎「六盛」
別府で一番の人気冷麺店!行列のできるラーメン屋ならぬ、冷麺屋さんです。
別府市松原町7-17
◎「芳華」
大分市内ならここ!女性二人で切り盛りしていて、開店時間が短いので事前チェックが必要です。季節によっても閉店時間が違います。注文してから製麺機で作ってくれるので、できたてもっちもちの麺が食べれます。薬膳冷麺・温麺もあり、女性にも人気のお店です。外観は年季が入っていますが、味はまちがいないという証拠にいつも駐車場はいっぱいです。
大分県大分市中津留1-9-26
大分県名物&グルメ⑦県民のおやつ!やせうま
小麦粉で作った麺を茹で、きな粉と砂糖をまぶした大分県民だれもが知っているおやつです。出来立ても美味しいのですが、冷蔵庫で冷やしてもまた絶品!
大分県名物&グルメ⑧見た目ビックリ!でもヤミツキ!もみじ
鶏の足を醤油と砂糖で味付けして甘辛く煮た大分県日田市の郷土料理です。鶏の足の形が紅葉に似ていることから「もみじ」と呼ばれています。
見た目は鶏の足そのままで初めて見る人はちょっとびっくりしてしまうかもしれませんね。コラーゲンたっぷりで美味しいですよ~!スーパーや鶏肉店で手に入れることができます。
大分県名物&グルメ⑨日田名産・シャキッと歯ごたえ!高菜巻き
参照:http://www.oidehita.com/19863.html
大分県日田市の郷土料理、海苔のかわりに高菜を使用した巻き寿司です。具も一般的な巻き寿司とは違い、山芋・納豆・梅肉が使用されており、山芋のシャキシャキっとした触感と納豆のネバネバが癖になります。一人で一本いけちゃいます!スーパーのお惣菜コーナーでも買えますし、高菜巻きと言えば元祖と言われている「彌助すし」が有名です。
◎高菜巻きの元祖「彌助すし」
注文してから目の前で巻いてくれる、昔ながらのお寿司屋さんです。お持ち帰りもできます。カウンター越しの店主との会話も楽しみの一つです。
大分県日田市本庄町3-9
大分県名物&グルメ⑩これぞ大分の郷土料理!だんご汁
大分を代表する郷土料理で、地元の食事処ならどこでもメニューに載っているといっても過言ではありません。小麦粉をこねた団子を平たく伸ばしきしめんのようにし、具沢山の味噌汁に入れて煮込んだものです。
昔から親しまれている庶民の味で、「だご汁」とも呼ばれています。大分名産カボスをギュッと絞って食べるのがおすすめです。
最後に
大分県は県南県北、内陸部分とエリアごとにも名物は様々ですが、どこも豊かな自然に育まれており美味しいものがたくさんあります。有名な雑誌やガイドブックに載っていなくても、地元の人たちに愛されている穴場なお店にぜひ足を運んでリーズナブルで確かな味を堪能してほしいです。
これぞ大分県名物&グルメ★地元民おすすめ10選
①「とり天&からあげ」
②「カボスぶり」
③「ふぐ」
④「吉野のとりめし」
⑤「豊後牛」
⑥「別府冷麺」
⑦「やせうま」
⑧「もみじ」
⑨「高菜巻き」
⑩「だんご汁」