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面白い新潟県の佐渡弁★笑われちゃう方言のセリフ10選

面白い佐渡の方言⑥「ちゃらくらげぇ~」

方言の意味:ふざけてるな〜

これまた不思議な言葉ですよね~多分ネットで探しても佐渡弁とすぐにでてくるでしょう。同じような表現の日本語、他にないのでしょうか(汗)「ちゃらくらげぇ」とは意味としては「ふざけている」とか「いいかげん」とか「うそっぽいような」と言ったような意味合いになります。

この「ちゃらくらげぇ~」普通に若い人も使っている気がしますね。

「ちゃらくらげぇ~なもんもってどこーいくさー」
(意味:そんなふざけたような面白いものをもって何処へいくんですか?)
と言った感じで使用します。

「ちゃらくらげぇだっちゃのう」
(意味:面白い感じで、ちょっとふざけてるけどいい感じ、又は悪い感じ…)

いい意味でも悪い意味でも使用しますので、使った方のいい方、発音の仕方でどちらにも取れると思います。

面白い佐渡の方言⑦「はやらせるな、はやらせるなぁ~っちゃ」

方言の意味:興奮させるな

「はやらせる=流行らせる」の意味ではありません。「騒がせるな、興奮させるな」の意味になります。

よく祖母などが孫や子供が家の中で騒ぎ立てると「そう~はやらせるなっちゃ~」といいます。
(意味:すごく騒がせてはいけませんよ、すごく興奮させてはいけませんよ)

単純に音がうるさい時は「うるせえ~ちゃ」「騒がしいっ~ちゃ」とも表現しますが、何故か子供がはしゃぎまわるのを制する時に「はやらせるなぁ~っちゃ」といいます。う~ん佐渡弁て深いなぁ~表現が難しかったんだ~(と今頃実感。)

面白い佐渡の方言⑧「やんべん、やんべぃ~」

方言の意味:しっかり

もう佐渡弁を紹介してると笑いが止まりません。どうしてこんな表現なのでしょうか(笑)ちなみに「やんべん、やんべぃ」とは「しっかり」とか「よく」とかという意味になります。

さすがにこの言葉あたりはかなりの年配者じゃないと使わないと思いますが

「やんべぃ~見てきたか?」
(意味:しっかりと見てきたか?)

とか

「やんべ、(やんべぃ~)べんきょ~せんと、がっこのせんせになれんろ」
(意味:しっかりと勉強をしないと立派な学校の先生のようにはなれませんよ)

と言った感じでしょうか。さすがにこのあたりの表現はかなりの佐渡弁通でしょう。

面白い佐渡の方言⑨「おおやれ、おおやり」と「てぇそ、てぇ~そぃ」

方言の意味:「おおやれした、おおやりした」=「ほっとした、安心した」 「てぇそ」=「疲れた」

「おおやれした、おおやりした」とは、「ほっとした、安心した」という時に使う表現です。

「やっとこさ田植え終わっておお~やれした」とか、「今日の昼ん船で帰ったっちゃ~、ちぃったさび(も)しねぇけど、静かになっておおやりしたぁ~」と言った感じで使用します。

「てぇそ」というのは「疲れた」と言う時に使用します。「今日は体がてぇ~ぃそい=今日は体がだるい」と言う時にも使います。若い人も普通に使うので割と一般的な方言かと思われます。

面白い佐渡の方言⑩「ごむしん」と「でかしました」

方言の意味:「ごむしん」=「お願いします」 「でかしました」=「ありがとう」

「お願いします」と言う時に「ごむしん」と表現するお年寄りがいます。

何かをお願いする時などに「ごむしんらさけぇーに、たのむし」
(意味:お願いだから、頼みます)

という感じで言います。さすがに若者で「ごむしん」という表現をする人はめったにおりませんが、意味は普通に若者にも通じます。また、何かをしてもらった時など、感謝の念を伝える時に「ありがとさんだったっちゃ、でかしましたやぁ」と言った感じで感謝の気持ちを伝えたりもします。

しかし、この言葉はもう若者はあまり使わないとは思います。残念ですね~若者にもぜひ使ってほしいなぁ~「でかしました!」と(笑)なかなかいい表現だと思うのですけどね。如何でしょうか?

最後に

「京なまり ありて懐かし 佐渡ことば その言葉ゆえ 君を忘れじ」とはある明治の有名歌人、吉井勇が読んだ歌ですが、この歌からもわかるように佐渡の言葉には関西系のイントネーションが残っています。それは佐渡ヶ島が北回り航路の船で遠く古き都、京都と繋がっていたからかもしれません。小さい子供も佐渡弁を流暢に話すとご紹介しましたがそれは多分ですが、核家族化が進んでいる日本なのに佐渡は未だに同居が多く、お孫さんの面倒を祖父母がみる場合がとても多いからだと思います。

2〜3歳児が「くーろーなってきたし、はよう家入らんかっちゃ」
(意味:暗くなってきたから、早くお家に入ろう)

と横で話された時はびっくりしました。「この歳で既に佐渡弁をマスターしてるとは~なかなかだなぁ…と(笑)」方言は、故郷を懐かしむことのできる思い出、いつまでもいつまでも引き継いでいって欲しいものですね。

以上、最後までご覧いただき有難うございます。

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