上越観光スポットランキング⑥越後を見守る「五智国分寺」
奈良時代に、あの奈良の大仏を造らせたことで有名な聖武天皇の命により、全国それぞれの国(今でいう都道府県)の安寧を祈って建てられたという国分寺。五智国分寺は越後の国の国分寺の後継と言われています。
奈良時代という、とても昔の話なので場所や建物がそのまま残っているわけではありませんが、上杉謙信が現在の場所に移転・再興したと言われています。
現在の建物は、火災などの関係で江戸時代に再建されたものですが、それでも千数百年の間、越後の国を見守り続けてくれたという歴史のロマンを感じさせてくれます。
上越観光スポットランキング⑦北アルプスが海に沈む「親不知」
北アルプスの北端が急激に標高を下げ、まるで日本海に沈んでいくように見える断崖絶壁が「親不知(おやしらず)」です。
昔から交通の難所として知られ、国道8号はこの崖を削って走り、北陸自動車道は崖を避けるように海の上を走っていて、これらの道路を設計した人たちの苦労が伝わってきます。現代の技術をもってしても大変そうな場所ですが、昔の旅人はこの断崖絶壁を命がけで往来していて、途中で波にさらわれるという悲劇も多々あったとのことです。
この山・海・岩場が作り出す風景は、迫力があるだけでなく、美しさも兼ね備えていて、まるで自然のアートのように感じることができますので、実際に車で走ってみたり、近くの道の駅「親不知ピアパーク」から眺めてみることをオススメします。
- 【HP】親不知子不知
- 【住所】〒949-0111 新潟県糸魚川市市振
- 【最寄り】日本海ひすいライン・親不知駅
- 【地図】親不知子不知 の地図
上越観光スポットランキング⑧お宝鑑定もあり「フォッサマグナミュージアム」
みなさんは「フォッサマグナ」を御存知でしょうか?学生時代に地理で習って知っているという方も多いと思いますが、新潟県糸魚川市付近から日本列島を縦断して静岡県にまで分布するフォッサマグナは地質学的に西日本と東日本の境界なんだそうです。
そんなフォッサマグナに関係の深い糸魚川に来たのであれば、是非「フォッサマグナミュージアム」で教養を深めてみてください。地質の特性から糸魚川ではヒスイが多数とれるのですが、そのヒスイについてもこのミュージアムで詳しく解説されています。
さらに、学芸員さんが在館しているとき限定ですが、石の鑑定もしてもらえるので(数量制限あり)、もし糸魚川でヒスイらしきものを拾ったなら是非鑑定してもらいましょう。
- 【HP】フォッサマグナミュージアム
- 【住所】〒941-0056 新潟県糸魚川市一ノ宮1313
- 【最寄り】JR姫川駅
- 【地図】フォッサマグナミュージアム の地図
上越観光スポットランキング⑨手軽に宝探し「ヒスイ海岸」
地質の特性から糸魚川市ではヒスイが比較的多くとれ、市内にはヒスイにちなんだ場所や施設が多数あります。
その1つが、別名「ヒスイ海岸」の名で親しまれている糸魚川海岸です。糸魚川市内を流れる姫川の上流から流れてくることもあるヒスイの原石が落ちていることがあり、運が良ければ拾えるかもしれません。実際に拾った人も結構いるようです。
そして、運よく拾えた上に前述のフォッサマグナミュージアムの学芸員さんに鑑定してもらえたら、もうバッチリです。
みなさんもヒスイ海岸で宝探し、いかがでしょうか?
上越観光スポットランキング⑩東西の境界「道の駅 越後 市振の関」
市振の関は、糸魚川市の最西端、つまり新潟県の最西端にある道の駅です。数百メートルも歩けばもう富山県という場所ですが、ここは昔、京都方面から来た旅人が難所だった断崖絶壁の親不知方面へ向かう際に休憩も兼ねた関所だったとのことです。
山に囲まれた新潟県の中では珍しく、割と開けた場所にある県境で、徒歩や自転車で県境を往来する人も多い場所です。
また、糸魚川はJR東日本と西日本、商用電源の50ヘルツと60ヘルツの境界でもあり、そういうことも含めて、ここが日本の東西を分ける場所なのだと感じさせてくれます。
- 【HP】道の駅 越後 市振の関
- 【住所】〒949-0111 新潟県糸魚川市市振1035−50
- 【最寄り】えちごトキめき鉄道・市振駅
- 【地図】道の駅 越後 市振の関 の地図
最後に
上越の観光スポット、いかがでしたでしょうか。新潟県の他のエリアとは一味違った独特かつ魅力的な観光スポットが多かったのではないでしょうか。でもそこはやはり新潟、美味しい食べ物とお酒も忘れずに御堪能ください。
新潟県は上越市の観光スポット★地元民おすすめ10選
①うみてらす名立
②妙高サンシャインランド
③高田公園
④道の駅あらい
⑤春日山城跡
⑥五智国分寺
⑦親不知
⑧フォッサマグナミュージアム
⑨ヒスイ海岸
⑩市振の関
以上、最後までご覧いただき有難うございます。