新潟県へ旅行や引っ越し、仕事でいらっしゃる方へ!
雪国・新潟県ならではのおすすめ郷土料理をご紹介しましょう!地元でしか食べれないものが盛りだくさんです☆故郷の味を求めている方が多くなったのでしょうか。郷土料理をお店で提供しているところが多くなりました。新潟らしさを感じられる素朴なお味をご堪能下さい!
この記事では、新潟県の地元民おすすめの郷土料理をご紹介します!
新潟県郷土料理①新潟を代表する「のっぺ」
全国に「のっぺい」と言う郷土料理がいくつかありますが、新潟は「のっぺ」といいます。かつてはお盆やお正月、お祭りや冠婚葬祭など人が集まるごとに作って食べるごちそうで、冬は暖かく、夏は冷たく冷やして食べています。
基本は、貝柱や鮭等の出汁が出る食材と里芋を入れることがポイントです。お野菜の切り方は小さく角切りで、こんにゃく、干し椎茸や蓮根、大根や人参など他の具材はそれぞれ家庭によって異なり、おしょう油で味をつけます。
のっぺは縁起物なので、具の種類の数は奇数で作らないといけません。そこにこだわるんですね~(笑)新潟の割烹や居酒屋でも召し上がることができますので、一度ご賞味くださいませ☆
新潟県郷土料理②塩漬け菜っ葉の煮物「煮菜」
新潟では、普通に特に冬場の野菜不足解消に作られる家庭料理で「にいな」とか「にな」とか呼ばれます。文字のごとく菜っ葉を煮たものですが、普通の煮物と違うところは、1度塩漬けした「塩菜っ葉」を使用することです。
今更ですが、「煮菜」って新潟県特有の家庭料理なんですね
塩漬けした菜葉を煮る料理で、ご飯がめちゃくちゃススム
全国的な料理だと思ってた…#新潟 pic.twitter.com/AMLjKmkhXS
— スティーブ (@SteveAndVillage) December 15, 2020
野沢菜、又は体菜(たいな)、冬菜等、必ず塩漬けした菜っ葉と打ち豆を入れて作ることが基本で、あとは家庭により油揚げ、人参や大根を入れたり、粕を入れてコクを出したりとそれぞれのお味があるようです。雪深い新潟ならではの保存食を利用したご飯にあう郷土料理です。
新潟県郷土料理③菊の花と色んな食材をクルミであえた「かきあえなます」
食用菊のことを新潟では「かきのもと」とか「おもいのほか」と呼んでいます。詩的な表現ですね☆秋に咲く紫色の菊の花で、少しほろ苦くシャキシャキとした歯ごたえがあります。
新潟では菊の栽培が盛んで、8月位から12月くらいにかけて出荷される食用菊は新潟の秋の味覚のひとつです。
昔から菊の花を食べる習慣があり、「かきあえなます」は、新潟ならではの古くから家庭に伝わる郷土の料理です。材料は他に蓮根・人参・干し椎茸・玉麩、どれも保存のきくものばかり。他にお好みでいろんなお野菜をいれて彩りよく作ります。
かきあえなます
新潟の郷土料理『かきあえなます』
去年フォローしてる方からレシピ聞いて今年かきのもとが手に入ったら絶対作ろうと😋
やっと今日作れました😆
美味しい〜〜〜😋🎶#新潟の郷土料理#かきあえなます#かきのもと#おふくろの味#母の味#田舎料理 pic.twitter.com/jv2ZiYiWrJ— 木乃香𓂃𓂂🍃 (@kinomin_03) November 14, 2021
味付ポイントはクルミ。昔はどこの家にもクルミの木を植えて珍重しました。冬が長い雪国では食材が少ないので栄養化が高く、保存食にもなるクルミは大切な食材のひとつでした。
秋にとれる名産の食用菊と家庭にある具材を入れてクルミであえることで、冬に向かう体に必要な栄養源を取る大切な料理だったのでしょう。こちらも割烹や料亭などで召し上がることができます。
新潟県郷土料理④笹の香りが優しい「鉄砲巻」
photo by kazurin
佐渡の郷土菓子をご紹介しましょう。鉄砲巻きは、新潟のお土産として有名な「笹だんご」の原型かもしれません。
笹だんごの材料は、米、ヨモギの葉や笹葉、イグサなどすべて野山などで身近に手に入るものです。白米がごちそうで、なかなか食べることができなかった時代に普段、口に入れることが出来たのはくず米位しかなかったのでしょう。これらを加工したら笹団子の完成です。笹でくるまれただんごは、殺菌効果があり日持ちがします。野山に生えているヨモギも同じく殺菌効果がありますので、風味づけと殺菌効果の為に餅にまぜたのでしょう。
一方、佐渡の鉄砲巻は、農作業の合間のこびり(おやつ)でした。ヨモギも餡も入りません。餅(上新粉ともち米)にお砂糖を入れてほんのりと甘くして蒸したときの笹の香りが美味しさを添えます。
他にも、餡なし、ヨモギなしで形が三角の「三角ちまき」と呼ばれ、きな粉をつけてたべるという笹だんごが新潟にも残っています。
佐渡では、笹の葉が大きく育つ旧暦の端午の節句に合わせて作ります。季節の合間に作って神棚にお供えし、子供の成長を祈ったのでしょう。懐かしい故郷の味です。
新潟県郷土料理⑤粟島の豪快漁師料理「わっぱ煮」
新潟県の北部、岩船港から高速船で55分、普通のフェリーで1時間30分程の周囲26キロほどの小さな島「粟島」。こちらを代表する郷土料理が「わっぱ煮」です。
わっぱというのは、薄い杉の板を曲げて作った容器のことで、このわっぱに、地元で獲れる美味しい魚を焼いて、ネギを入れお湯を注ぎ、真っ赤に焼いた石を落して沸騰したところでお味噌を入れて作る豪快な漁師料理です。
粟島の「食堂 あわしまや」で粟島名物わっぱ煮を食べたよ!#柏サポ新潟遠征 pic.twitter.com/gg2SPsoc4u
— Estrella(エストレヤ) (@estestestrella) May 5, 2023
わっぱ煮は粟島内の内浦地区の食堂・民宿・旅館などで食べれますが、それぞれのお味があるので食べ比べてみるものよいかと思います。新潟市内では粟島の郷土料理店があるのでそちらで食べることができます。